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症例紹介

今日は右上顎臼歯部のFOPを行いました。

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 臼歯部の歯の欠損部のインプラント治療を予定している患者さんです。

 重度歯周病の為に歯を失われた患者さんですので、インプラント治療を開始する前に歯周病をきちんと治療しておくことが、インプラントの長期の良好な予後を得るために極めて重要と考えています。

 

 

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  したがって、本日も右上7654部のFOPを行いました。

 保険で行うごく一般的な歯周外科処置ですが、この地道な歯周治療によって歯周ポケット内の歯周病菌が減少します。 

今日は右上4インプラントにセラモメタル冠を装着しました。

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 右写真はインプラント植立前の状態です。

 本年4月11日、同部にアストラテックOsseospeed TXインプラントを植立しました。

 

 

 

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  本日、インプラント上部に装着するセラモメタル冠です。

 

 

 

 

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 上部冠装着に先立って、先ず、タイデザインアバットメントをインプラントに25Nでスクリュー固定します。 

 

 

 

 

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 つづいて、同アバットメントの上にセラモメタル冠を仮着セメントで固定します。 

 

 

 

 

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 上部冠装着後のデンタルX線写真です。

 インプラント体と右上5が接近し過ぎているように映っていますが、実際は十分離れています。

 

 

 

 

今日は右上顎臼歯部のFOPをしました。

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 右上67の歯間部と7の遠心側に6mmの深い歯周ポケットを認めたので、この部のフラップオペを行いました。 

 

 

 

 

 

 

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 この部の対合歯、すなわち右下76は欠損しおており、対合歯と咬み合わないことにより歯は挺出しています。

 対合歯には今後インプラントを予定しているので、その強さに負けない様、歯の支持組織を出来る限り安定させておく必要があります。

 

 

 

 

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  この部の歯は今後、ポケットを浅くした後、動揺を起こさせないために、連結固定をする予定です。 

 

 

 

 

 

本日は、約2か月前に抜歯後GBRを行った左下6部にインプラントを植立しました。

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 約2カ月前の5月9日に、治癒させ難いエンドペリオ病変の為に左下6を抜歯し、GBRを行いました。

 

 

 

 

 

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 右写真は抜歯後の状況で、分岐部病変と根尖病変とが交通して歯頸部から根尖にかけて歯槽骨が大きく骨吸収をきたしている状態を示しています。
 

 

 

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 同日、行ったGBRの最後に補填剤を保護する目的で、CGFメンブレンをオープンバリヤメンブレンとして使用しました。 

 

 

 

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 右写真は本日(上記の術後、約2カ月)の同部の治癒状況です。

 オープンバリアメンブレンテクニックにおいて、CGFメンブレンを用いた場合の方が、PTFE”cytoplast”メンブレンを用いた場合よりも治癒が早いような気がします。

 

 

 

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  本日は、同部にフラップレスで、アストラテックOsseospeed TX 4.5 11mmを植立しました。

 術前にCT撮影を行っていれば、フラップレスインプラント植立は安全に行えます。 

 

 

 

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 術後デンタルXP。

 良好なポジションにインプラントが植立されています。

 

 

 

 

本日は左下顎臼歯部にインプラントを植立しました。

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 抜歯後2週間経過した抜歯窩に、アストラテックOsseospeed TX 4.5、 11mmを植立しました。 

 

 

 

 

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 歯周炎を起こして抜歯に至った歯の抜歯窩なので結構、インプラント周囲の骨欠損量が多く、FDBAを用いてGBRも同時に行いました。

 

 

 

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 骨補填剤の最表層にはCGFメンブレンを3枚重ねて、下方の補填剤を保護します。 

 

 

 

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 術後のデンタルXPです。 

 

 

 

 

 

本日は上顎前歯部の4本のインプラントにセラミックブリッジを装着しました。

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 本日、デンタルラボから届けられたインプラントで支持される右上③~ 左上③ポーセレンメタルボンドブリッジです。

 メタルフレームはCAD/CAMで製作されています。

 

 

 

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 模型上の同ブリッジの舌側面観。

 

 

 

 

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 本日、装着するポーセレンメタルボンドブリッジ。

 歯肉と歯冠歯頸部の移行部のリアリティーを出すため、歯肉が前方に張り出すようにカウントゥアーが強めに付与されています。 
 

 

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 装着前のインプラント周囲歯肉の状況です。

 これまでプロビジョナルブリッジを装着していたのですが、歯肉の炎症は見られません。今回の補綴物は、着脱が自在になる様、スクリュー固定式にしています。

 

 

 

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  この様に舌面の金属部にホールを設け、スクリューでアストラテックOsseospeed インプラント上部に締結されたユニアバットメントの内部ネジ穴にスクリュー固定する仕組みになっています。

 

 

 

 

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 ポーセレンメタルボンドブリッジがスクリューで口腔内に固定された状態です。

 

 

 

 

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 同正面観。

 歯肉との移行部はなかなか審美的です。4本のインプラントの周囲の清掃はフロスで行います。
 すべてのインプラント周囲にフロスが容易に通過することを確認済みです。

 

 

 

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 患者様はインプラントブリッジが装着されたことでニッコリほほ笑まれましたが、その頬笑みは自然で美しいと思えました。

 

 

 

 

 

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 本技工を担当してくださったアトリエココロの渡邊社長さんにも、患者様の喜びを分かち合って頂きました。

 長い治療がゴールインし、患者さまが思わず微笑まれるこの瞬間は、歯科医師冥利、歯科技工士冥利に尽きる瞬間でもあります。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

今日は高松市と高松市歯科医師会との協議会後の懇親会でプレゼンさせて頂きました。

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 本日は高松市と高松市歯科医師会との協議会があり、その後の懇親会で私がプレゼンをさせて頂く機会がありました。

 このプレゼンは、公益社団法人高松市歯科医師会を含めて日本の歯科界が今後 どういった方向に向かおうとしているのかを知っていただけることを念頭にお話しさせて頂きました。その中で私が学術担当理事として作製した冊子“咀嚼と健康”を皆さんに紹介させて頂きました。

 

 

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 咀嚼と健康は、6つの章から出来ているのですが、その中でもとくに重要な“1 咀嚼と脳の活性化~咬むと脳が活性化される~”と“2 咀嚼とアンチエイジング~咬むと若返る~ ”を紹介させて頂きました。
 しっかりと咬める状態をキープすることで脳が活性化され、認知症の発症率を抑えることが期待でき、よって高齢者を社会の現役にとどめておくことが出来ることから、歯科医学は超高齢化社会に突入する我が国の発展に必ず貢献でき、もって21世紀の医療の中核になる可能性があると、熱く語ったのでした。

 

 

 

 

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  冊子“咀嚼と健康”の表紙

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は右下⑦6⑤オールセラミックブリッジをセットしました。

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 プレパレーションされた右下⑦6⑤の状況です。

 支台歯は狭さく歯列弓における後方歯列に位置付けられます。また、下顎隆起が発達しており、強い咬み力が想像されます。
 

 

 

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  そのような口腔内に本日装着する、CAD/CAMで製作されたジルコニアフルミリングブリッジです。 

 

 

 

 

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  適合は非常に良好でした。咬合調整もごくわずかで済みました。ジルコニア単体のブリッジなので、色調はモノトーナスです しかし、審美性の要求がそれほど強くない部位ならばこれで十分でしょう。

 保険のフルメタルブリッジに比べれば、はるかに審美的であり、上質です。またプラークが付着しにくく、歯周病予防の観点からも、メタルクラウンに比較して優れています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

今日は右上765のフラップオペをしました。

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 右上7と右上6との歯間部のポケットは5ミリと深いので、フラップオペをすることにしました。

 フラップを開けてみると、右上7と右上6の歯間部の骨が右上6の根尖近くまで吸収していました。
 右上7と右上6との歯頸部のレベルに段差があるので、プラークコントロールが難しいことがポケット深化の原因だろうと思います。 

 

 

 

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 出来る限り丁寧に歯面および骨面の起炎物質をソウハしました。 

 

 

 

 

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  最後に、右上7と右上6との歯間部に少し骨補填をしておきました。

 

 

 

 

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  術後デンタルXP。  

 

 

 

 

 

 

今日は右上76相当部にインプラントを植立しました。

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 本年の3月6日に、右上76部は抜歯時にGBRを行いました。

 

 

 

 

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 最近撮影した術前CTで、歯槽骨幅と上顎洞底までの距離が共に十分であることが確認できたので、安心してインプラント植立オペを行うことができます。

 

 

 

 

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  3.5か月ほど経過して抜歯窩は治癒したので、本日、同部にアストラテックインプラントを植立しました。 

 

 

 

 

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  術後のパノラマX線写真。

 

 

 

 

 

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