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症例紹介

今日は左上顎臼歯部にオールセラミックブリッジを装着しました。

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 左上⑤⑦は生活歯で、右写真のように、マージンが歯肉縁上のプレパレーションを行っています。

 

 

 

 

 

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 本日、同部に装着する左上⑤6⑦ジルコニアボンドブリッジです。
 ポンティック部はオベイトタイプです。 

 

 

 

 

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 マージンのフィット、隣接面とのコンタクト、歯間ブラシの支台歯周囲の通過性、咬合面の対合歯との接触状態、すべてのチェック項目をクリアしたので、本日、このジルコニアボンドブリッジを装着しました。
 今回の製作はシリコン精密印象で行いましたが、ジルコニアフレーム部分はラボにおいてCAD/CAMでジルコニアブロックから削りだされます。
マージンさえ明確に付与しておけば、石膏模型の光学的読み取りの誤差は起こらなくなり、CAD/CAMのミリングの精度は信頼できるので、ほとんどピッタリ適合する修復物が出来上がります。 

 

 

 

今日は上顎前歯のフラップオペを行いました。

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 今日は上顎前歯のフラップオペをしました。
ポケットが6ミリあるので、先ずはポケットのリダクションが目的です。
 

 

 

 

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  本ケースは両側の臼歯部がすれ違い咬合で、臼歯部の咬合支持が失われています。

こういうケースでは、残存歯列に過剰な力が加わりがちですから、フラップオペだけでは歯周病の管理は不十分で、強い咬合支持を臼歯部に与えることが肝要と考えています。

 

今日は左上④5⑥にメタルブリッジをセットしました。

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 本日は左上④5⑥の生活歯にメタルブリッジを装着しました。

患者さんの希望で保険のブリッジを選択したのですが、使用している金属はパラジウム合金です。
上の写真は装着する前の支台歯で、下の写真は装着後のブリッジです。
 

 

 

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  メタルの歯は決して自然感を出せません。

ポンティック(欠損部のダミーの部分)は白いレジンで前装されているものの、これは審美的配慮ではありません。
ラボがメタルを節約するために金属をくりぬいて代わりにレジンを張り付けているだけです。
これは歯科医の指示によるものではありません。
セットした時に決して患者様が喜んでいるわけではないことは、患者様の息遣いでわかります。鏡で見たとたん、無言で言葉を発しないからです。
仕方なく保険でしたけれども、けっしていいものではないことは、患者様自身も装着時に直感していらっしゃると思います。

今日は無歯顎上顎の右上6部に、ソケットリフティングによりインプラントを植立しました。

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 右上6部は歯槽頂から洞底までの距離が短く、約5~6mmはサイナスフロアーをエレベーションしなければならない状況です。

 

 

 

 

 

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 まず、右上6部に洞底の粘膜をつき破らないように埋入窩を形成し、続いてその奥の右上7部にも洞底へのアクセスホールを形成しました。

一か所だけから洞粘膜を押し上げると粘膜が損傷する可能性がある場合は、二か所にサイナスフロアエレベーションの為のアクセスホールを開けるのもよいと思います。
右写真は二か所のホールから骨補填剤(“オスフェリオン“と”ネオボーン”を混和したもの)を同時に入れているところです。

 

 

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 最後に、右上6部埋入窩にアストラテックosseospeedインプラントTX 径4.5 長さ9ミリを1本埋入しました。

初期固定は良好でした。

 

 

 

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  右上6部にインプラント植立後(矢印)撮影したデンタルX線写真です。

インプラント周囲に補填された骨の三次元的状況ははっきり分かりません。
また、洞内に進入してきたインプラント周囲にどの程度、将来骨がやってくるのかはっきり分かりません。
将来、CTを撮影すれば明らかになるでしょう。
ソケットプリザベーションは決して優しい技法ではありません。

 

 

今日は6年半前に上部冠を装着したアストラテックインプラントの経過観察をしました。

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 上のデンタルX線写真は、6年半前に右下76部にGBR後、アストラテックインプラントを植立し、上部にセラミック冠を装着した時点のものです。

2本のインプラント間の辺縁骨はGBR後間もなくの移植骨(“オスフェリオン”)で、まだ骨化が成熟していません。

 

 

 

 

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  下のデンタルX線写真は、本日撮影した同部のものです。

インプラント周囲の辺縁骨は十分緻密化し、またインプラントプラットホームは十分成熟した骨で守られている状態が確認出来ます。

6年半前に上部冠を装着したアストラテックインプラントの経過は非常に良好です。もちろん、定期的にメンテナンスにお通い頂けている賜です。

今日は左上⑤6⑦のセラミックブリッジのプレパレーションをしました。

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 歯根破折を起こした左上6を約1カ月前に抜歯しました。

今回、同部の欠損補綴は左上⑤6⑦のセラミックブリッジとし、本日そのプレパレーションを完成させました。 

 

 

 

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 歯肉縁上マージンはつくづく素晴らしいと思います。

歯周病管理の観点からは、歯肉縁上マージンに圧倒的優位性があります。
また印象採得の容易さからも縁上が有利です。
来るべきデジタルデンティストリーの時代においては光学印象が標準化された印象法となるので、なおさら縁上マージンの方が正確に印象を取りやすいという点で合理的です。

 

 

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  そのような縁上マージンを一般化出来るのはセラミックレストレーションの普及によるところが大です。

メタルと違って、セラミックは補綴物のマージンと歯質との移行部が目立ちにくく、縁上に設定されることで審美的問題が生じることがありません。

 

本日は無歯顎上顎インプラントのプロビジョナルブリッジを装着しました。

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 無歯顎上顎のインプラントブリッジの人工歯部分が頻回に破折を繰り返すので、今回、新たに設計し直してブリッジを再製作するにしました。

また、それとは別にスペアとしてのレジン製ブリッジ(プロビジョナルブリッジと同様のもの)を別に新たに作製します。
つまり、ファイナルレストレーションとしてのブリッジと、レジン製のスリーピースのスペアブリッジの二つを同時に作製します。
今後もファイナルブリッジのリペアの必要性が発生することを想定して、スペアブリッジも同時に作製しておくことにしました。いわゆるデュアルシステムです。

 

 

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 右の写真は、今回再製することを決断した人工歯部分が頻回に破折するインプラントブリッジです。

この破折を繰り返してきたブリッジを、今日、ついに撤去しました。 

 

 

 

 

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 そして、直ちにレジン製のスペアブリッジに置き換えました。

このスペアブリッジで咬み合わせの経過を見て、安定しているようなら、新たに作製するファイナルのブリッジに移行する予定です。

 

 

 

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 装着されたスペアブリッジの正面観。

 

 

 

 

今日はセレックセミナーを受講しに広島へ行ってきました。

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 本日は、広島市中区RCC文化センターで開催された「セレックデジタルデンティストリーセミナー」を受講してきました。

広島駅から路面電車に乗って10分ほどで会場に到着しました。

 

 

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 本日の講師は姫路市でご開業されている北道敏行先生です。

北道先生のセレックセミナーは2年前にも玉井歯科商店高松支店の研修室で聴講しており、本日は2回目です。
とても話が面白く、そして分かりやすく、しかも国際コンピューター歯科学会公認セレックインストラクターを務めておられるだけに学術レベルもしっかりとしておられ、エビデンスを示してお話しされるのでとてもハイクオリティーの内容でした。

 

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 メタルフリーデンティストリー(金属を使用せずセラミックを使用する歯科医療)は金属冠を使用する保険医療に比較して、1)金属アレルギーを引き起こさないこと、2)細菌の付着が金属冠よりも少なくウ蝕や歯周病をコントロールし易いこと、3)生体に優しいこと、4)銀歯ではなく天然歯と同じ白い色のセラミックを使用するので審美的なこと、5)セラミックは接着性レジンで歯に接着させることを前提とするので、旧式セメントで合着するメタル修復物よりも長持ちする、などの長所があります。

さらに、ペリオを一生懸命やっている僕としては、セレックが読み取れる支台歯形成マージンは歯肉縁上でなければならないことがあると思います。

光学印象(スキャナーで形成面を読み取る印象法)は形成限界が歯肉より上方でなければ正確に読み取れないからです。だからセラミック修復物マージンは歯肉縁上になります。

メタルフリーデンティストリーが従来の歯科医療に対して圧倒的に優位性を持つのはマージンが歯肉縁上に来ても目立たないので審美的である点でしょう。 

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 実は歯冠修復物のマージンは歯肉縁上に設定された方が、理論的には絶対に歯周病を制御し易いといえます。
細菌の多く存在するポケット内に、多少ともギャップが発生することが避けられない修復物と歯面との界面をあえて設置することは細菌のコントロールの観点からは絶対に不利です。
キュレット(プラークや歯石を除去するツール)は滑らかな歯面の上を擦るからこそ上手く操作できるのです。
歯肉縁上でなら肉眼で見ることができるので、修復物と歯面との界面のキュレット操作もうまくできます。
したがって、歯肉縁上マージンを標準とする(ただし審美領域では歯肉縁下に入れることもある)セラミックを使用するメタルフリーデンティストリーは歯周病予防の観点からも生体にやさしいといえます。
 
 セミナーの後は、広島駅ビル2階食堂街のお好み焼き屋さんで、ビールを飲みながらスペシャル焼きを食べ、なごみました。  
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今日は左下6部のGBRをしました。

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 約1カ月前に、歯根破折した左下6を抜歯しました。

歯根周囲骨、特に頬側骨壁は根尖近くまで吸収を起こしていたので、一カ月後の治癒状態を観察すると、頬側の付着歯肉が不足しています。
 

 

 

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 そこで、将来この部位にインプラントを植立する予定で、本日はGBRを行いました。

近遠心的切開線は歯槽頂よりやや舌側に入れました。
黄色の破線部分が一カ月待って獲得できた抜歯窩表面をカバーする新生された歯肉です。 

 

 

 

 

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 粘膜骨膜弁を剥離し、抜歯窩の結合組織を除去した状態です。  

 

 

 

 

 

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 この欠損部を、FDBAと“ネオボーン”を混和した骨補填剤で補填しました。

 

 

 

 

 

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 骨補填剤の表面をカバーするために、用意したCGFです。 

 

 

 

 

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 CGFメンブレンを5枚重ねて骨補填材をカバーします。

そして、CGFはオープンバリアメンブレンとして使用することになります。 

 

 

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  縫合終了時。

抜歯窩上面に存在していた歯肉は外側(頬側)に移動しています。
こうすることで、頬側に多少とも付着歯肉を確保できると思います。

 

 

 

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  デンタルⅩ線写真。

左が抜歯前、右がGBR術後。  
 

 

 

 

今夜は中学のプチ同窓会です。

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 今夜は“まる家 別亭”で中学のプチ同窓会がありました。

参加者は自分を含めて7人でしたが、みんな中学時代のまんまでした。
みんな元気なのですが、やはり年相応に身体面の不調をかかえているらしく、ビョーキねたで盛り上がりました。
つくづく健康こそが人生最大の財産だと思います。
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