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2011年8月

今日は7月28日にGBRを行った上顎前歯部の経過観察を行う機会がありました。

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 平成23年7月28日に右上21、左上1部にGBRを行っています。

歯槽骨幅が狭かったので、近い将来、同部にインプラントを植立するために骨幅を増大する必要があったからです。

 

 

 

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  本日の術部の状態です。

術後、約1カ月が経過しましたが、歯槽骨幅は明らかに拡大されています。
もう3カ月ほど治癒を待ってインプラント植立オペを行う予定です。
 
 
 
 

今日は、先日、直接アバットメントをシリコン精密印象したインプラント上部クラウンのメタルフレームの試適をしました。

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 通常のインプラントアナログを用いず、アストラテックインプラントのダイレクトアバットメントを直接、印象し、石膏模型に起こして上部冠の作製をして頂きました。

 

 

 

 

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 口腔内にメタルフレームを試適した状態です。

前回の、アバットメントアナログを用いた技工物よりも適合がよいように思います。

 

 

 

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  メタルフレーム試適時のアバットメントとフレームの適合をチェックするデンタルX線写真です。適合は良好です。

 

 

 

 

今日と明日の週末の二日間は東京の丸山咬合医療セミナーを受講します。

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  丸山剛郎先生の著書「咬合と全身の健康」です。


 先生の率いる学派は、補綴物を限界運動のみで作製するのは誤りで、咀嚼という機能運動に適応するような歯冠や歯列形態でなければならないと主張していま す。

そして、下顎の生理的咀嚼運動機能が損なわれると、頭痛、肩凝り、視力障害、腰痛、膝の痛みなどの身体症状だけにとどまらず、うつ症状などの中枢神経 症状も発現し、全身健康に多大な影響を及ぼす、だからこそ咬み合わせ治療で下顎の生理的咀嚼運動を取り戻すことは極めて重要な歯科医の使命である、と教え ています。

 咀嚼が全身健康に及ぼす多大な影響力を正しく認識し、なぜそのようなことが起こるのかというメカ二ズの解明は極めて重要で魅力的なテーマです。そして生理 的咬合を取り戻す咬み合わせ治療の術式をマスターすることは、今後も歯科医療を楽しく学び実践を継続していくために必須であると僕は思っています。
だか ら、出来る限り週末はこのセミナーを受講する予定です。
 
 
 
 
 
 

エピソード2・今夜はクレメントホテル高松で、高松市医師会と歯科医師会の両理事会の合同協議会が行われました。

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 高松市歯科医師会から高松市医師会へ提案した協議事項として、「歯周病が血糖コントロールを悪化させる」という最近の学術情報を、私が資料を用いてプレゼンさせて頂きました。
 
 糖尿病は歯周組織に悪影響を与えることは従来からよく知られているが、逆に歯周病が糖尿病の血糖コントロールを悪化させていることが最近明らかになってきた、という内容です。

 

 

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 したがって、日常の糖尿病管理の一環として行われる患者教育の中で、この両者の相互関係を患者さんに理解させ、適切な歯科治療を受けてもらうことが必要です。
 
 そのために医科と歯科との緊密な連携を保ち、歯周病治療が糖尿病管理の一環として認知される病診連携システムを構築することが重要である、というメッセージを歯科医師会サイドから医師会の理事の先生方に提案させて頂きました。

 

 

エピソード1・今日は下顎前歯部の3本のザイーブインプラントにセラモメタルブリッジを装着しました。

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 模型上で作製された3本のアバットメントです。

 

 

 

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  3本の口腔内のザイーヴインプラントの上に、先ずこれらのアバットメントを正確に接続します。

 

 

 

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 次に、それらのアバットメントを支台歯とするこのようなセラモメタルブリッジを口腔内に装着します。

 

 

 

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  下顎前歯部のインプラントにブリッジがセットされました。

前回のビスケットベイクの段階で咬合調整は完了しているので、ほとんど無調整でセット出来ました。
ただ、仮着セメントのわずかの厚み分(数十ミクロン)浮き上がる可能性があるので、やはり注意深い咬合調整は必要です。

 

 

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  セット時のパノラマX線写真です。

 ついに本日をもって、インプラントによる全顎治療が完了しました。
上顎はワンピースの、下顎は3ピースのインプラントブリッジです。
今後、これらの補綴物が機能的咀嚼運動に適合しているか、注意深く見守っていく必要があります。
 
 
 

今日は先日(110708)報告した下顎即時荷重インプラントプロビジョナルブリッジを一度撤去し、インプラント周囲粘膜の観察とブリッジの形態修正を行いました。

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 7月8日、下顎に6本のインプラントを植立し、即時にワンピースプロビジョナルインプラントを装着し、荷重を開始しました。

 

 

 

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  今日、術後初めて上部プロビジョナルBrを除去し、ポンティック部の観察をしました。

前歯部の粘膜面にはやはりプラークの付着が見られました。
少々、凹面となっているからです。
例によって、レジンを添加するとともに粘膜面をレーザーで凹面に形態修正し、ポンティック基底部を滑沢な凸面に修正しました。

 

 

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  インプラント自体には動揺などの問題はなく、インプラント周囲粘膜にも著明な炎症は見られませんでした。

 

 

 

 

今日は右上顎臼歯のペリオのオペを計画しました。

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 右上6の遠心側には7ミリの深いポケットが存在します。

近いうちに、“エムドゲイン”を用いた歯周再生療法を計画しました。

 

 

 

 

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 併せて、反対側の左上6のアストラテックインプラントの予後を観察する機会を得ました。

インプラントに上部冠をセット後、1年2カ月を経過しましたが、インプラント頸部の骨の状態は全く問題ありません。

 

 

 

 

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  左下6、7アストラテックインプラントも上部冠セット後1年2カ月を経過していますが、同様に全く問題ありません。

 

 

 

 

今日はメデントのインストラクターコースに参加するため、大阪に行って来ました。

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 今日の講師は倉敷市で御開業の守屋啓吾先生で、「地方都市でのマーケティング」というテーマでお話を頂きました。
いろいろ、歯科医院活性化のための盛りだくさんの有益な情報が披露されましたが、どれもこれも参考になる素晴らしいノウハウでした。
 
 少しづつ、当院にも取り入れていきたいと思いました。

 

 

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  なかでも素晴らしいコンセプトと思えたことは、歯科医師法第1条 「歯科医師は、歯科医療及び保健指導を掌ることによつて、公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もつて国民の健康な生活を確保するものとする。」を経営理念の筆頭に掲げておられたことです。

 
 成功する歯科医院の院長は、かならず国民目線であり、歯科医としての使命感から積極的に行動している人たちばかりです。

 

今日は下顎の義歯が咬めずにお困りの患者さんと出会いました。

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 かつて、下顎に両側遊離端部分床義歯が作製されていましたが、なじめずに実際は全く使用しておられなかったそうです。

今回、下顎前歯ブリッジが脱落し、全く咬めなくなったとのことで当院にお見えになりました。

 

 

 

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 脱離した下顎前歯ブリッジの支台歯はウ蝕と歯周病の両方のダメージを受けており、保存不能と判断されました。

 

 

 

 

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  結局、下顎の残存歯は全部抜歯し、総義歯を作製する方針としました。

 
 上顎はすでに無歯顎で、総義歯をお使いです。
上顎総義歯も作製してから10年以上経過しているため、この機会に上下とも新製することになりました。

 

 

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  そして、総義歯の維持力を強化するため、上下ともインプラントを植立し、その上からマグネットを介して義歯を装着するタイプの総義歯(インプラントオーヴァーデンチャー)を作製する予定です。

 
 先ずは咬み合わせの機能を回復させるため、咬み合わせ治療用義歯の作製から開始します。

 

 

今日は上顎臼歯の残根抜歯をしました。

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 抜歯前のデンタルX線像です。

 

 

 

 

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 残根を抜歯すると、歯槽骨に歯根の形状に一致した窩洞が出来ます。

 

 

 

 

 

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 速やかな抜歯窩の治癒を期待するなら、窩洞にアテロコラーゲンを留置するよい方法があります。

 

 

 

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  アテロコラーゲンである“テルプラグ”を抜歯窩に填塞した状態です。

周囲歯肉に糸をかけてリテンションを確保し、抜歯終了しました。
 
 
 
 
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