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2013年1月

今日は上顎小臼歯にオールセラミッククラウンを装着しました。

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  プレパレーションを施した右上5支台歯(失活歯)のセラミック冠を装着する直前の状態です。

 

 

 

 

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  先ず、右上5にセラミックジルコニアボンドクラウンを装着しました。

 

 

 

 

 

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 セラミッククラウンを装着したところ。

  手前の右上4の天然歯と見分けがつかないほど自然な質感です。

 

 

 

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  続いてプレパレーションを施した左上4にもセラミックジルコニアボンドクラウンを装着します。

 

 

 

 

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  装着するセラミックジルコニアボンドクラウン。 

 

 

 

 

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   装着した状態。

メタルを使用しないオールセラミッククラウンは天然歯同様の質感が得られ、審美的です。
 
 
 

今日は両側上顎臼歯部のインプラントにセラモメタルクラウンを装着しました。

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  本日の、インプラント上部冠が装着される直前の上顎歯列の咬合面観です。

右上6相当部、および左上67相当部には、アストラテックインプラントが埋入されています。

 

 

 

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  左上67相当部インプラントに装着されるセラモメタルクラウンです。

この内面はメタル、外面はセラミックの二層構造です。
そして内面のメタルフレームはCAD/CAMで製作されるので金属の組成が均一となり、力学的強度を保証します。
 
 
 

 

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   左上67の二本のアストラテックインプラントに、タイデザインアバットメントが25Nで接続された状態。

 

 

 

 

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   同部にセラモメタルクラウンがテンポラリーセメントで固定されました。

 

 

 

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  右上6に装着されるセラモメタルクラウン。 

 

 

 

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  右上6相当部のアストラテックインプラントに、タイデザインアバットメントが接続された状態。

 

 

 

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  同部にセラモメタルクラウンがテンポラリーセメントで装着されました。

 

 

 

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  装着後の上顎歯列咬合面観。

 

 

 

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   左上67相当部インプラントの上部にセラモメタルクラウンが装着された状態のデンタルXP。

 

 

 

 

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  右上6相当部インプラントの上部にセラモメタルクラウンが装着された状態のデンタルXP。

 

 

 

 

 

今日は左上顎臼歯部のフラップオペをしました。

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  左上6の根尖部には、デンタルXPであまり明瞭ではありませんが、陰影が見られます。

また、デンタルでは全く分かりませんが、歯が頬側に若干傾斜しており、ポケットも深く、状況的に頬側歯槽骨の吸収が疑われたので、根管充填後、フラップを開けて状況を確認することにしました。

 

 

 

 

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   フラップを開けると、やはり頬側の歯槽骨は根尖まで吸収しており、根尖部にも肉芽をためた病巣が認められました。

エンドとペリオが合併しているケースです。

 

 

 

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  この喪失した頬側歯槽骨に骨が再生するでしょうか?

あまり期待できませんが、せっかくフラップを開けたので、丹念に根面をキュレッテージした後、人工骨を根尖部と根面に補填し、露出根面を被覆しました。

 

 

 

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  さらに、その表面を3枚のCGFメンブレンで被覆しました。

 

 

 

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   最後にフラップを復位し、縫合しました。

確実に根管治療が行われたとして、根尖部の病巣が治癒に向かう過程で頬側の骨が若干再生するかもしれませんが、しないかもしれず、全く予想できません。

 

 

 

 今日は上顎両側臼歯部のインプラントにブリッジを装着し、全顎治療を完了しました。

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  本日、全顎的治療を完了した患者さんの初診時口腔内です。

 

 

 

 

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  同パノラマXP。

両側臼歯部はすれ違いで、咬合が崩壊していました。
この状態から治療がスタートしました。

 

 

 

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  そして、下顎全体と上顎前歯の治療はすでに完了し、本日、両側臼歯部のインプラントの上にブリッジを装着すれば全顎的治療が完了します。

 

 

 

 

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 本日、右上⑥5④相当部に装着したスクリュー固定式ブリッジです。

 

 

 

 

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   支台のインプラントに相当するブリッジ咬合面にホールが設けられています。

このネジ止め式ブリッジのインプラントに対する接続機構は以下のようなものです。

 

 

 

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  先ず、インプラントの上にユニアバットメント(1)を15Nでネジ留め固定します。

これが粘膜貫通部になります。次に、このユニアバットメントの上にブリッジを被せます、最後に、ユニアバットメントの頭に内部ネジ穴が設けられているので、ブリッジ咬合面のホールを経由して、その穴の中に固定用ネジ(2)を挿入、15Nでネジ止め固定してブリッジはしっかりとインプラントに対して固定されます。

 

 

 

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  ユニアバットメントを介してブリッジを接続するメリットは、ユニアバットメントにはテーパーが付与されているため、ブリッジの着脱方向に自由度が生まれ、それがインプラントの植立方向に直接左右されないことです。右上⑥5④セラモメタルブリッジが装着された状態。

 

 

 

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  同咬合面観。

インプラントの上に乗せる補綴物の固定は、セメント固定式とスクリュー固定式の二つがありますが、スクリュー固定式は圧倒的に着脱が容易なので、容易にインプラント周囲歯肉の経過観察を行えるスクリュー固定式を自分は好みます。

 

 

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  左上④5⑥スクリュー固定式セラモメタルブリッジ。

メタルフレームはCAD/CAMで作製するので精度が高く、ユニアバットメントに対してガタつくという様な事は一切ありません。

 

 

 

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  同咬合面観。

 

 

 

 

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 左上④5⑥セラモメタルブリッジが装着された状態。

 

 

 

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 同咬合面観。

 

 

 

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  右上⑥5④相当部に装着されたスクリュー固定式ブリッジのデンタルXP。

高い適合精度を示しています。
 

 

 

 

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  左上④5⑥相当部のスクリュー固定式セラモメタルブリッジのデンタルXP。

 

 

 

 

 

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   両側臼歯部にブリッジがスクリュー固定されました。

アクセスホールはコンポジットレジンで封鎖しました。

 

 

 

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  下顎のインプラントで支持されたワンピースのブリッジの咬合面観。

咬合面は硬質レジン歯です。

 

 

 

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 治療完了時の正面観。

 

 

 

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  同パノラマXP。

インプラントにしてから大変よく咬めると喜んで下さっています。
時間はかかりましたが、多くの面談時間をかけて患者さんの希望をお聞きし、その範囲内でベストの設計をし、快適でよく咬める口腔を作品として提供する作業はとても楽しく、やりがいのある仕事です。

 

本日は右上前歯にジルコニアブリッジを装着しました。

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  初診時の口腔内正面観です。

右上3は残根状態、右上1には歯頸部カリエスが見られます。

 

 

 

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  同咬合面観です。

右上3の残根歯を抜歯し、右上④3②ブリッジを作製するプランを立てました。

 

 

 

 

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  右上④、②にブリッジのプレパレーションを施しました。

右上5には保険のフルメタルクラウンを、右上1には歯頸部にレジン充填を施しました(時間がたって着色がみられます)。

 

 

 

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 右上④3②に装着するジルコニアフルミリングブリッジです。

メタルは一切使用せず、人工ダイアモンドであるジルコニア単体のブロックをCAD/CAMで削り出して作製しています。
そして、ブロックを削り出したままだと色が単調ですので、表面に微妙なステインを塗布します。

 

 

 

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  ジルコニアフルミリングブリッジの内面の色はジルコニア本来の色調である白です。

 

 

 

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   ジルコニアフルミリングブリッジが装着された状態。

ジルコニアブリッジは保険外ですが、右上5のメタルクラウンと右上1歯頸部レジン充填は保険治療です。
保険治療では審美的なニーズを完全には満足させられませんが、患者様の予算の都合の範囲で最善を尽くすのが臨床家の仕事ですから止むを得ません。きれいな写真を採るために歯科医は仕事するのではないのですから。

 

今日は上顎にフルアーチのインプラントブリッジを装着している全顎治療ケースの咬み合わせをチェックしました。

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  上顎はフルアーチのインプラントブリッジが装着されています。

 

 

 

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  インプラント周囲には咬合圧を感知する感覚受容器がないので、時に強く咬み過ぎる傾向があります。

その結果、上部のブリッジの人工歯部分が破折することがあります。

 

 

 

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  本ケースでも、ブリッジ完成後、何度か人工歯部分の破折をみています。

そこで、その都度、人工歯を新しいものに交換するとともに咬合調整を行ってきました。

 

 

 

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   現在は、夜間にこの様な咬合面にアクリル樹脂のマウスガードを乗せて、歯冠の破折を予防しています。

インプラント治療の長期予後を決定する因子の一つは咬合管理だと思います。

 

今日は大阪で開催されたセレックミーティングに参加してきました。

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  セレックシステムは、デジタルデンティストリーに向かいつつある最近の歯科界にあって注目のシステムです。

今日は、このセレックを発売している世界的大手メーカー「シロナ」大阪支店が主催する“セレックミーティング”に参加して来ました。

 

 

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  近代的ビルディングの7階にあるシロナのショールームは明るく清潔で、とても気持ちの良い空間が提供されていました。

私はデンタルオフィスの基本は患者様が快適さを感じなければいけないと思っているのですが、シロナ社のオフィスとその展示商品はいかにもそのニーズにこたえてくれそうなイメージでした。

 

 

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 これから歯科界はデジタル化に向かいます。

まず、印象採得(歯列の型を採ること)は光学印象(小型スキャナーを口腔内に挿入してスキャニングすることで歯列形態をデジタル信号として読み取る)になります。
そして形成された支台歯の上に装着するクラウンやブリッジも、そのデータに基づきコンピューター画像上で、適切な咬合機能や美しい歯冠形態を付与されてデザインされます。

 

 

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  クラウンやブリッジを実際に“モノ”として加工する作業は、CAMと呼ばれるコンピューター制御のミリングマシーンです。

セレックシステムは、こういった歯科の日常的な補綴治療がデジタルで行えるシステムです。
さらにCT画像と連動させて、CT画像上にこれから作製しようとする歯冠修復物の3次元イメージをインテグレートさせて、最終的な治療完了イメージを表現することもできます。

 

 

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  近未来では、咬合器もデジタル化され、撮影されたCTデータと患者さんの顎運動を合成させ、コンピューター画面上で患者さんの三次元の顎運動を再現させ、その顎運動のどこに問題があるか診断出来るようになるでしょう。

またこのような歯科的デジタルデータが、医科の膨大なデジタルデータとリンクされ、咬み合わせがもたらす全身的健康障害の全貌が解明されてくる日も近いでしょう。
そうなれば、歯科医学は医学全体の中で中核的ポジションを占めることも可能でしょう。

 

 

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   会場で御一緒した岡山大学歯学部一期生 松本敏光先生と記念撮影。

 

本日は無歯顎の左上3相当部にストローマンインプラントを植立しました。

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  上顎前歯部の歯槽骨幅はかなり狭いので、径0.9mmのイニシャルバーで深さ8mmの起始ホールを彫り、以後はオーギュメーターで径2.8mmまで手指拡大しました。

 

 

 

 

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  続いてストローマンスタンダードプラスインプラント 径3.3mm、長さ8mmを植立します。

歯槽幅が狭かったので、無理をせず、インプラントが確実に歯槽骨内に納まるようにオープンフラップで処置しました。

 

 

 

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   術後のパノラマXP。

近いうちにインプラントオーヴァーデンチャーを予定しています。
 
 
 
 
 
 
 

最近、ミトコンドリアに着目しています。

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  最近、ミトコンドリアに着目しています。

 
  出来る限りいつまでも若く健康でありたいと願っている私ですが、老いない鍵はミトコンドリアにある様なのです。老化はミトコンドリアの機能障害でおこるらしい。
 
  ミトコンドリアはほぼすべての細胞に存在しています。ひとつの細胞には200個から1000個程度のミトコンドリアが存在し、人は60兆個の細胞から成り立っていることを考えると私たちの体に存在するミトコンドリアの数は京のオーダーの膨大なものとなります。
 
 私たちの生命活動を支えるエネルギーの産生系は2つあります。ひとつは酸素を必要としない解糖系、もう一つは酸素を必要とするミトコンドリア系です。そして、ミトコンドリア系によるエネルギー産生量は解糖系のそれよりも圧倒的に多いのです。このミトコンドリア系のエネルギー産生に必要な酸素の供給源は呼吸です。
 
  日置正人著 「ミトコンドリア不老術」 2009幻冬舎より

 

 

 

 

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   このエネルギー産生に重要なミトコンドリアの機能低下が老化であり、また糖尿病の誘因です。

このミトコンドリアの機能低下は質と量の両方の低下です。ところで、一旦、ミトコンドリアの機能低下が起こると、それはどうにもならないのかというと、うれしいことに鍛錬次第で再び回復するというのです。やった!

その鍛錬法は以下のとおりです。
 1 「マグロトレーニング」(持久筋のトレーニング)をすること
 2 背筋を伸ばすこと
 3 お腹を空かせること
 4 「ゆったり」した生活をこころがけること
 5 好奇心を持って人生を楽しむこと
 
大田成男著 「体が若くなる技術」 2010 サンマーク出版より

本日は田ノ口薬師さんにお参りしました。

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  今日は恒例の田ノ口薬師さん詣でをしました。

ここは真言宗のお寺です。
お寺の中に入ると、お住職様が多くのお札の名前を読み上げて祈祷をしていらっしゃいました。
私もお札に名前を書いてもらって、祈祷してもらうことになります。

 

 

 

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   帰りに、お堂の入り口にある臼の中に歳の数だけ一円玉を入れ、歳の数だけそれをキネでつきました。こうすると御利益があるそうです。

  出かけるとき、歳の数だけ一円玉を数えて用意してきました。
ずいぶん長く生きて来たような気がしていましたが、○○個ほど一円玉を並べてみるとほんのわずかの数しかないことに気付きました。たとえ百歳まで生きたとしても、歳の数だけ一円玉を並べると百個並ぶだけなんですね。
人生って短いと思いました。だからこそ、人生の後半は頑張って大いに華を咲かせなくちゃ!
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