症例紹介
今日は右下6にe-max冠をセットしました。
本日、オールセラミックス冠を装着するプレパレーションを完了した右下6支台歯の状態です。
セレックCad-Camシステムで作製されたe-max冠です。
問題なくe-max冠を装着することが出来ました。
今日は3カ月前に上顎前歯部に植立したインプラントの経過観察をしました。
3カ月前に、右上2部にストローマンボーンレベルインプラントを植立しました。
その後、両隣在歯に基底面がオベイトタイプのポンティックを接着しておいて治癒を待ちました。
そして、本日、ポンティックを除去して治癒を観察しました。
インプラント周囲粘膜はオベイトの形態に一致して治癒しています。
今後、インプラントにボトルシェイプヒーリングアバットメント、またはカスタマイズヒーリングアバットメントを接続してインプラント上の歯肉を発育させます。
そして適当なタイミングで印象を採ってアナトミックアバットメントに置き換え、プロビジョナルを作製してエマージェンスの歯肉形態を調整していく予定です。
今日は下顎偏移の患者様にスプリントを装着しました。
下顎が左側へ偏移し、右側臼歯は全く咬み合っていません。
一方、左側の臼歯部はきちんと咬頭嵌合しています。
右側の上下の臼歯はすれ違っており、水平的下顎運動はこれらの歯がロックをかけています。
下顎の両側臼歯部に咬合接触を与えるため、スタビライゼーションスプリントを作製しました。
ロックをかいくぐって、下顎が自由に運動できるようにするためには、通常よりもはるかに下顎を下方に下げないといけないため、この様なかなり厚いスプリントとなりました。
左側は咬頭嵌合しているため、筋肉がこの咬合状態でアダプテーションしているかも知れないので、たとえ筋肉がリラックスしても、さほど下顎偏移の是正は起こらないかもしれませんが、期間を限定して、しばらく様子を見てみようと思います。
今日は先月にインプラントを植立した患者様の経過観察をしました。
本年1月31に歯周病で傷んでいた左上45を抜歯し、直ちにソケットプリザベーションを行いました。
骨補填剤は閉鎖縫合せず、自己血フィブリン膜を骨補填剤に乗せてカバーし、オープンバリヤメンブレンとして使用しました。
約3カ月後の4月25日に、同部にストローマンインプラントをフラップレスで植立しました。
本日の経過観察時の状態です。
インプラント周囲粘膜はきれいに治癒に向かっており、経過良好です。
歯槽幅は十分確保されていますが、頬小体は後日、形成術をした方がよいかもしれません。
今日はインプラント植立後、2年半経過したケースの経過観察をしました。
2年9カ月前に、右下6は歯根が傷んでしまっていたので、抜歯しました。
抜歯した歯根の状態。
抜歯後、直ちにソケットプリザベーションを行い、その4カ月後にアストラテックインプラントを植立しました。
右はインプラント植立後、2年半経過した本日のデンタルX線写真です。
インプラント周囲骨は成熟しており、炎症所見は全く認められず安定しています。
今日は右下65にインプラントを植立しました。
抜歯後3カ月間治癒を待って、本日右下65にストローマンインプラントを植立しました。
抜歯時にソケットプリザベーションを行っていたのですが、術前のCT検査で植立部位は十分骨幅と高さが維持されていることがわかっていたので、フラップレスでインプラントを植立しました。
術後パノラマX線写真です。
ソケットプリザベーション後、2~3カ月でインプラントを入れていく場合は、まだ骨が硬くなっていないので、ドリリング時の骨のロスを防げるのでフラップレスは有用な術式です。
今日は上顎インプラントフルブリッジのケースの経過観察をしました。
右上の写真は昨年の9月にインプラントにフルブリッジを装着させて頂いた患者様の本日の口腔内写真です。
咬み合わせの調子は良いとおっしゃったので咬合を調べてみると、咬頭嵌合位で多くの歯がほぼ均等に咬合接触していました
上顎は無歯顎で、インプラントだけでブリッジを構成しています。
下顎は両側の臼歯部のみインプラントで咬合を支持しています。
本日、それぞれのインプラントの周囲骨との関係を調べるためにデンタルX線写真を撮影してみました。
以下の5枚の写真は、いずれもインプラント周囲の健全な組織の存在を示しています。
右は右上64インプラントのデンタルX線写真。
右上31のデンタルX線写真。
左上356のデンタルX線写真。
右下76デンタルX線写真。
左下67デンタルX線写真。
とてもきれいに歯を磨いて頂けていますが、よく磨いて頂けるとデンタルX線写真もとても美しいです。
今日はメンテナンスの患者様のインプラントの経過観察をしました。
右上は5年前に当院で植立したザイーブインプラントにオールセラミック冠(矢印)を装着した際に撮影したものです。
歯周炎があったので歯間鼓形空隙は大きめに設定しました。
右下は本日撮影した5年後の状況ですが、歯肉は安定しており、良好な歯周組織が保たれています。
右上のデンタルX線写真は5年前のクラウン装着時のものです。
右下は本日撮影したデンタルX線写真です。
インプラント周囲骨の垂直的レベルは全く変化しておらず安定的です。
ザイーブインプラントの表面性状も信頼できます。
今日はインプラント周囲炎のオペをしました。
左側のインプラント頸部の周囲骨は皿状に吸収し、インプラント周囲炎が起こっています。
フラップをオープンし、骨吸収部の不良肉芽を除去した後、超音波スケーラ―をあてたり、ダイヤモンドバーで削合したり、チタンブラシで磨いたり、薬液で洗浄したりと、いろいろな方法で汚染されたインプラントサーフェイスをクリーニングしました。
粘膜骨膜弁をやや頬側にずらせて復位し、緩めに縫合し、コーパックで保定してオペを終了しました。
歯肉弁根尖側移動術の原理で付着歯肉が増大することを狙っています。
今日は狭小な歯槽骨の左上345部にインプラントを植立、同時GBRを行いました。
左上345の歯の欠損部の歯槽骨は幅が狭小ですが、本日、そこに2本のストローマンSLActive インプラント、 径3.3 , 8mm を植立しました。
インプラントの頬側上半分は骨面から露出しました。
続いて、インプラント周囲にFDBAを補填しました。
そして、チタン強化PTFEメンブレンで骨補填剤をカバーします。
さらに気やすめかもしれませんが、PTFEメンブレンの露出防止を目的に、CGFメンブレン4枚をPTFEメンブレンの上に重ねて置きました。
最後に、減張切開を十分に加え、テンションフリーで粘膜骨膜弁を閉鎖縫合することを心がけました。
術後のパノラマXPです。