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2013年1月

今日は右上7天然歯と右上65インプラントにセラミッククラウンを装着しました。

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  装着する直前の支台歯です。

右上7は天然歯、右上65はアストラテックインプラントで、アバットメントがスクリューでインプラントの上に接続されています。

 

 

 

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  右上7に装着するジルコニアセラミッククラウンの内面です。

人工ダイアモンドであるジルコニアの表面に白いセラミックスを焼き付けています。
ジルコニアは金属と同等の強度を有しているので、これをセラミックの裏打ちに使用することで、メタルを必要とせずに強度のあるセラミック冠を作成できます。
したがって金属アレルギーの症例にも使えます。

 

 

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  こちらはセラミックメタルボンドクラウンの内面です。

強い咬合力にも耐えられるよう、内面のメタルフレームの外面に白いセラミックスを焼き付けた構造をしています。
このメタルフレームは、CAD/CAMでブロックのメタルを削り出して作製するので、鋳造時のス(空泡)の混入やろう着といった金属強度を低下させる要因がありません。
したがって強い咬合力にも耐えるので、強く咬めるインプラントの上部にはセラミックメタルボンドクラウンを選択しました。

 

 

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  装着されたクラウンです。

表面は白いセラミックスを焼き付けているので審美的です。

 

 

 

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   同部のデンタルX線写真。

 

 

 

 

本日は右下76と左下6の3本のアストラテックインプラントにセラモメタル冠をセットしました。

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  右下7,6相当部にはアストラテックインプラントが植立されています。

本日、その上部にセラモメタル冠を装着しました。
まず、タイデザインアバットメントを25ニュートンでインプラント体にネジ留め固定します。

 

 

 

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  その上にCAD/CAMでメタルフレームが作製されたセラモメタル冠を乗せます。

そして、これを仮着セメントで固定します。

 

 

 

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  左下6も同様にアバットメントを装着します。

 

 

 

 

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  続いて、テンポラリーセメントでセラモメタル冠を仮着します。

 

 

 

 

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  CAD/CAMで作製されるセラモメタル冠の適合は良好です。

右下7,6のデンタルXP。近心の右下5はまだTEKの段階です。

 

 

 

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  左下6も同様に適合良好です。

前後の左下4,5,7はTEKです。CAD/CAMで作製されるメタルフレームは鋳造で作製されるものよりも組成が均質になる利点があり、これが安定した強度につながります。
また適合精度も鋳造法に比較して同等以上です。従って、これから歯科で作製される技工物の作製はCAD/CAMが主体になっていくでしょう。

 

 

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   本日の技工物の装着には、デンタルラボ“アトリエココロ”の渡邊社長さんが年始の挨拶をかねて立ち会って頂けました。

技工物が順調に装着されたので、この後気持ちよくランチを御一緒させて頂きました。
そして気持ちの良いレストランで、仕事のこと、私生活のこと、人としての生き方のこと等、時間のたつのを忘れて多くのことを語り合いました。
今年も高い志をもつエクセレントなデンタルラボと強力なチームワークを組んで、歯科界のブレークスルーを目指します。

 

 

 

今日は右下顎臼歯部に二本のインプラントを植立しました。

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 あらかじめ、CT画面上でインプラント植立のシミュレーションをしておきます。

そして、そのCTデータと歯列模型をiCAT社に搬送し、同社でCこのデータに基くCAD/CAMサージカルガイドを製作してもらいます。

 

 

 

 

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   これまでの経験では、その精度は高く、ほとんど臨床面で苦慮したことはありません。  

 

 

 

 

 

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  本日、iCAT社から届けられたサージカルガイドを使用して、CT ガイデッドサージェリーを行いました。

 

 

 

 

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  CTガイデッドサージェリーは、通常、フラップレスで行うのですが、今日はフラップをオープンにして、ガイド下で植立してみました。

その結果、自分がCT画像上でイメージした通りの位置に埋入されたことが肉眼で確認できました。
CTサージカルガイドは術者と患者の両者のインプラントオペのストレスを軽減します。 

 

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  術後のパノラマXPです。

 

 

 

 

 

今日はCGFを用いたソケットプリザベーションの経過観察を行いました。

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 平成24年11月21日、破折した右上3の抜歯をしました。  

 

 

 

 

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  破折してから時間を置いた歯を抜歯すると、周囲骨が大きく溶けていることがよくあります。

今回もそうでした。
抜歯した歯の歯根周囲の肉芽をよくソウハすると、唇側の歯槽壁が消失したせいで、幅の狭い歯槽骨が残されていました。
このままでは義歯の作製に不利なので、この部の歯槽幅を増大させる事にしました。

 

 

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  アパセラムAXにAFG(自己血由来フィブリンゲル)を混和したものを歯槽骨の唇側壁に乗せ、その表面をCGF(concentrated growth factor)メンブレンで覆いました。。

 

 

 

 

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 骨幅を増大させた分、粘膜骨膜弁で歯槽頂部を閉鎖することが出来なくなったので、同部はCGFが露出するオープンメンブレンテクニックとなりました。

 

 

 

 

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  そして、術後44日目の本日の同部の治癒状況です。

咬合面に僅かにアパセラムが露出していますが、歯槽幅は歯が存在していた時とほぼ同程度に保たれています。
もし、ソケットプリザベーション(むしろGBRに近いが)を行っていなかったら、歯槽の幅はもっと狭くなっていたでしょう。
CGFメンブレンはオープンバリヤメンブレンとしても有効です。 

本日もお正月気分を満喫しました。

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  気持ちのいい音楽(映画“ウオールストリート”にも使用されていた)と共に一日がスタートします。

本日も、朝はお雑煮とおせち料理です。
健康で新年を迎えられることに感謝します。 

 

 

 

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   健康は人生の至上の財産です。健康であればどんなことでも出来ます。お金を作ることも出来ます。

さらに、お金よりももっと大切な時間をも作ることが出来ます。
健康はわれわれが生まれて来た意味を感じ取るために、かけがえもなく貴重なものです。 

 

 

 

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  今年のテーマは“健康長寿”。
 
  今年に限らず、自分の終生のテーマはこれです。そして、このテーマは、あらゆる人、そしてあらゆる国家にとっても等しく大切な、追いかけるべきテーマでしょう。
  そして、この大切なテーマを仕事として追求できる歯科医という職業は誠に素晴らしい!この職業を終生続けられる環境にあることを感謝します。
自分は、生涯、歯科医の仕事に精進したいと思います。“百歳青春”!
 
 
 
 
 
 
 
 
 

あけましておめでとうございます。

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   あけましておめでとうございます。

  元旦の朝、最初にしたことはお屠蘇を頂く事でした。 

 

 

 

 

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   続いてお雑煮を頂き、その後、近くの石清尾八幡宮に初詣に出かけました。引いたおみくじは中吉。待てば必ずよきことあり、とのご託宣にニッコリです。

 
  今年は政権も交代したので、経済面で日本復活が始まることを期待します。
  個人的にも健康状態はよく、いろいろな経験の蓄積が今後良い方向に発展していく準備を整えた感があります。
  あせらず、ゆっくりと、数年かけて上昇機運に乗って行けそうな気がしています。

 

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