この写真は,アバットメントを乗せる直前のザイ―ヴインプラントのプラットホームの咬合面観です.インプラントの埋入は7年半前ですが,最近,アバットメントを固定していたネジの緩みから上部冠が動き出し,結局,アバットメントと上部冠を同時に再製作することになったものです.
インプラントに規定のトルクでアバットメントを接続した状態です.着目していただきたいところは,インプラント頸部周囲の歯肉に発赤や腫れがないところです.初回の治療後,7年半たっていますが,インプラント周囲の炎症は全く認められません.
装着する上部冠は,このようなジルコニアセラミックをCAD/CAMで削り出して製作されたクラウンで,いわゆるオールセラミック冠です.
ジルコニアセラミック冠が装着された状態の咬合面観.
上部冠が装着された同インプラントの本日のデンタルX線写真.
これは7年半前の初回治療終了時のもの.注目すべきは,辺縁骨のレベルが,現在と当時とを比べてほとんど変化がないということ.7年半経過しているけれどもインプラント周囲に炎症がなければ,マージナルボーンロスは極めて軽微であることを物語っています.インプラント周囲に炎症を起こさないように管理することが,大変に重要であるということです.
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