2013年2月
今日と明日は神戸で開催される筒井塾 咬合療法コースに参加します。
今日は神戸のモクダ歯科研修センターで開催された筒井塾 「咬合療法コース」に参加しました。
一方、従来の歯が欠損した状態を修復し、機能を復元させる精緻な技術はDentistryと称していらっしゃいます。
今日は上顎前歯に2本のインプラントを植立しました。
オペ前の上顎前歯の歯の欠損状態です。
フラップを開けてみると、右上21部の骨幅はまずまずでしたが、左上1部がやや狭い感じでした。
骨質は軟らかいので、オーギュメーターで徐々に骨幅を拡大して埋入窩を形成し、アストラテックインプラントを植立しました。
しかし、残念ながら左上1部では骨の裂開が生じてしまいました。
そこでスレッドの露出部に人工骨を補填しました。
骨補填部の表面をCGFメンブレンでカバー後、減張切開を加え,粘膜骨膜弁を閉鎖縫合してオペを終了しました。
術後デンタルXP。
今日は右側上下顎臼歯部にアストラテックインプラントを植立しました。
本日の術式はオーソドックスです。
続いて右下7相当部にも、同様にアストラテックインプラントを植立しました。
術後のXP。
今日は上顎前歯部の狭小骨にインプラントを植立しました。
無歯顎上顎の前歯部の歯槽骨は幅が狭くなっていることが多いのですが、本日のケースがまさにそうでした。
先ず歯槽頂部にコメットソノサージェリーでスリットを開けます。
割ひろげられた唇側の骨板と口蓋側の骨壁との間に骨補填材を充填し、最後にその表面にCGFメンブレンを留置します。
術後のデンタルXP。
本日は上顎臼歯の歯頸部ウ蝕について考えました。
体調を崩されて最近まで入院していらっしゃった患者さんのお口の中を久しぶりに見させて頂きました。
冠を外してみると、左上7の歯冠の大半の実質は崩壊していました。
左上6の遠心面もかなりひどくカリエスが入っています。
本日は上顎前歯部インプラントの骨とのインテグレーションをオステルメンターで測定しました。
昨年の9月10日に上顎前歯にアストラテック0sseospeedインプラントを4本植立しました。
右上1相当部のものは骨の裂開をおこしたので、唇側骨表面および歯槽頂部にFDBAを補填しておきました。
右は同部の本日の治癒状態です。
同部のデンタルXP。
オステルメンターでインプラントと骨とのインテグレーションの程度を測定したところ、すべてのインプラントで80前後の数値を打ち出しました。
今日は下顎前歯にセラミックジルコニアボンドブリッジを装着しました。
本日、左下①2③ブリッジ装着予定の支台歯(生活歯)です。
支台歯に装着するセラミックジルコニアボンドブリッジです。
セラミックジルコニアボンドブリッジの表層は通常の陶材(セラミック)なので審美的です。
昨日は右下顎臼歯部にエムドゲインを用いた歯周再生療法を行いました。
右下5と右下3の遠心側には歯槽骨の垂直性骨吸収がみられます。
先ずは通法どおり、フラップを開き、根面と歯槽骨に付着している炎症を惹起する物質を徹底的にソウハ,郭清します。
続いて、垂直性の骨内欠損部位にエムドゲインを塗布します。
エムドゲインはこの様な歯槽骨の垂直性骨欠損に対する歯周再生療法の良い適応です。
最後に骨欠損部に対してAFGと混和した人工骨も補填しました。
エムドゲイン単独でも十分な効果が報告されていますが、再生のスピードが増加すると思うので自分はエムドゲイン療法に骨移植を併用しています。
昨日の午後は下顎隆起形成術を行いました。
両側の下顎34相当部舌側に骨の隆起である“下顎隆起”が見られます。
骨の削除には音波サージェリーが有用です。“コメットソノサージェリー”でサクサクと骨が削除できます。
摘出した下顎隆起の切断面です。
下顎骨舌側の切断面も表面が平滑で、周囲粘膜の損傷もなく、非常にきれいな仕上がりとなります。