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症例紹介

暫間インプラントについて考える

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  本年の1月に左下顎第二小臼歯、第一大臼歯を抜歯した後、抜歯窩に暫間インプラントを植立しました(一番上の写真)。

その目的は、抜歯窩に骨移植をした際にその移植骨を保護することでした。
すなわち、暫間インプラントをテンポラリーブリッジの後方支台歯として利用したのです(前方支台歯は左下4)。
 
 こうすることによって、テンポラリーブリッジが移植骨材を保護する役目を果たすことが期待できたわけです(上から二番目の写真)。

 

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   本日、その暫間インプラントを撤去しました(上から三番目の写真)。

その際、暫間インプラントの動揺は見られず、また移植部位のX線観察では期待した通りの骨形成が認められました(上から四番目の写真)。
 

 

 

 

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    暫間インプラントの性状は本物のインプラントよりも径がはるかに細く、また純チタンでないことより周囲骨と強固に結合することなく、単にネジとして骨の中にねじ込まれているに過ぎません。

それにもかかわらず6カ月間もテンポラリーブリッジを支えて来たわけです。
もしこれが本物のインプラントならGBR併用の抜歯後即時荷重インプラントをやったことになるわけですが、暫間インプラントですらそれが可能なのですから、本物のインプラントならさらに成功の可能性は高まると思います。

 

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