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症例紹介

今日はインプラント埋入の際に使用するサージカルガイドを作製する目的でCT撮影をしました。

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 上顎は完全に歯がない状態、下顎は臼歯部が歯がない状態のケースで、上下顎のインプラント植立を計画しています。

 

 

 

 

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 このようなアクリルレジン製のCT撮影用テンプレートを口腔内に装着してCT撮影します。

 

 

 

 

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  CT撮影用テンプレートは顎の形を写し取った石膏模型上で作成されます。

 その際、インプラント植立を想定した部位に孔をあけ、それをストッピングで封鎖しておきます。

 

 

 

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  このようなテンプレートを口腔に装着してCTスキャンすると、CT画像上でストッピングの位置が描写されます。

 これが顎骨に対するインプラント植立予定部位のマーキングの位置と方向の確認を助けます。
 
 たとえば矢印の方向の断面像を以下に示します。

 

 

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  左上7相当部のオルソラジアル断面像です。あらかじめ石膏模型上で想定したテンプレーでトの埋入予定部位は残存している歯槽突起のほぼ中央と一致しています。

 
 この画像から歯槽突起は吸収して高さが著しく減少しており、歯槽頂の位置も内側(鼻腔側)に移動していることがわかります。

 

 

 

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 左上5相当部のオルソラジアル断面像です。想定した植立部位のマーキング(ストッピング)はやや内側過ぎることがわかります。
 
 植立が可能な位置にストローマンスタンダードインプラント(径4.1、長さ8mm)を植立した場合のシミュレーションを黄色のインプラントの絵が示します。

 

 

 

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