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症例紹介

今日は右上顎臼歯部インプラント埋入窩が上顎洞と交通し、洞内からの排膿のため、オペが中止になりました。

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 本日は、無歯顎上顎の右上6相当部にインプラント植立を試みたところ、ソケットリフティングを併用して埋入窩から洞底の若干の挙上を試みた際に、洞内から多量の膿が埋入窩へ排出してきたので、オペを中止しました。
 インプラント植立前のCT診断で、右慢性上顎洞炎の存在を認めたため、耳鼻科に依頼して洞内洗浄を数回行いました。
そして症状の改善をみたので今回のインプラントオペに臨んだのですが、上顎洞炎が完全に治癒していなかったようです。

 

 

 

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 そこで、サクションの尖端につけたビニールチューブと、生食水を入れたシリンジの洗浄針をインプラント埋入窩から上顎洞内に挿入し、洗浄液が透明になるまで洞内を十分洗浄しました。

今後、再度、耳鼻科に依頼し、上顎洞の通気性を改善して頂く必要があります。
上顎洞炎の改善が確認され次第、インプラント植立を再トライする予定です。

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