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症例紹介

今日は歯根破折を起こした左下7を抜歯後、ソケットプリザベーションを行いました。

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 1  左下7の術前デンタルXPです。

臨床的には頬側歯周ポケットが6ミリと深く、遠心根の遠心側にび慢性の透過像が見られることから、何か変だなと思いましたが、術前は根破折は疑っていませんでした。
フラップを開けて状況を確かめてみようと思い、フラップオペを開始しました。

 

 

 

 

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2  フラップを剥離後、間もなく歯冠が近遠心的に破折していることが確認されました。

この時点で保存困難と判断し、直ちに処置内容を抜歯に変更しました。 

 

 

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3  次に、抜歯窩にアパセラムAXを補填します。

抜歯後、抜歯窩に充満していた不良肉芽を十分ソウハしました。 

 

 

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4  次に、抜歯窩にアパセラムAXを補填します。

 

 

 

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5  ハイドロキシアパタイトの表層にコラーゲンシートを圧接します。

 

 

 

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6  最後に, Cytoplast TXT-200で表層を被覆し、半閉鎖創の状態で両側粘膜弁を縫合し、ソケットプリザベーションを終了しました。 

 

 

 

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 7  歯根破折の原因として外傷的な咬合力の存在が考えられますが、アマルガムが充填後、膨張するマテリアルであることも歯根破折と関係があります。 

 

 

 

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