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2012年2月

今日はインプラント治療について、3回目の詳しいカウンセリングをしました。

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1  この方の上顎の残存歯はすべて高度の歯周病(P4)で、動揺が著明です。

昨年12月にインプラント治療を希望されて当院を受診されました。
しかし、その後、NHKの“クローズアップ現代”でインプラント治療のネガティブな報道を聞き、不安になり、インプラント治療を躊躇されていました。

 

 

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 2  本日、インプラント手術は合理的なプロセスを踏めば、安全に行うことが出来ることを説明させて頂きました。

具体的にはCAD/CAMガイデッドサージェリーの有用性を強調させて頂きました。
たとえ難易度の高い心臓バイパス手術であっても、経験豊富な外科医であれば成功するように、インプラント手術も経験豊富で、注意深い歯科医が行えば、同様に、安全に行えることをお話しさせて頂きました。

 

 

今日は上顎のフラップオペをしました。

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   左上3の歯頸部の周囲の骨はクレーター状に吸収しています。

このくぼみの中に充満していた肉芽組織をきれいに郭清しました。その後、骨を削除し、骨面の形態を修正しました。
カテゴリーとしては切除療法の範疇に入る手術でした。   
 
 
 
 
 

今日は下顎臼歯部にアストラテックインプラントを植立しました。

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1  いつものように術前に、CT画像上で植立のイメージをつかんでおきます。

下顎管を損傷しないこと、舌側の骨壁を穿孔しないこと、が注意ポイントです。

 

 

 

 

 

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 2  CTで解剖学的状況がしっかり把握出来ている限り、フラップレスでアプローチしても安全です。

 

 

 

 

 

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3  問題なくインプラントが植立されました。いい位置にインプラントが置かれています。  

 

 

 

 

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4  術後のデンタルXPです。 

 

 

 

 

今日は天然歯にセラミック冠を装着しました。

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1  一番目の患者さんは、右下4番にエンプレスクラウン(e-max)を装着しました。 

 

 

 

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 2  矢印の歯がセラミック冠です。

メタルフリーなので、歯頸部の色調が明るく、歯肉に馴染んでいて、審美的に良好です。

 

 

 

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3  二番目の患者さんは右上4番です。

 

 

 

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 4  後ろの5番にはゴールドインレーが装着されています。

5番に比較して4番の方が、メタルが見えないので審美的です。 
 
 
 
 
 
 

本日の午後はサイナスリフトを行いました。

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1  左上顎洞底は歯槽頂に接近しており、CT画像上のシミュレーションでも明らかなように、このままではインプラントを植立出来ません。

そこで、インプラント手術に先行して、上顎洞底挙上術(サイナスリフト)を行いました。

 

 

 

 

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 2  通法に従い上顎洞底を挙上しました。

 

 

 

 

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3  骨補填材を補填する前に、挙上されたシュナイダー膜面に“バイオメンド”と“テルダーミスを”あてがいました。

 

 

 

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4 骨補填材として、アパセラムAXとオスフェリオンを1:1に配合したものを用いました。

 

 

 

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 5  術後のパノラマXPです。

黄色の破線より上方の不透過像の部分が補填された人工骨です。
これで数カ月先には、安全にインプラントが植立出来るようになるでしょう。
 
 
 
 
 
 

今日は広島のシロナのセミナーに参加しました。

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1  会場は広島市平和公園にある国際会議場です。

高松からドライブがてら、広島に出かけてきました。

 

 

 

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 2  株式会社シロナ主催で、歯科医院経営の成功事例を研究する勉強会が開催されました。

鹿児島のよしどめ歯科の吉留先生、東京の国際デンタルクリニックの保母先生が講師で、会場は満席でした。 

 

 

 

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 3  会場の後ろには“セレック”が置かれていました。

今度のセレックは抜群に精度がよくなったそうです。  

 

 

 

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4  “ガリレオス”のシステムも紹介されていました。 

 

 

 

 

今日は上顎臼歯部のフラップオペをしました。

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1  右上6と7の歯間部に深いポケットが存在します。

この部位を中心に通常のフラップオペを行いました。

 

 

 

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 2  フラップを開けてみると、X線写真よりも骨吸収の度合いが強く、右上6の口蓋側はほぼ根尖近くまで吸収していました。

歯間部の骨欠損部位には、上顎結節から自家骨を採取して移植しておきました。

 

 

 

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3  粘膜骨膜弁を復位縫合してオペ終了です。

 

 

 

 

今日は無歯顎の即時荷重インプラントを成功させました。

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1  術前の上顎は完全な無歯顎です。

この状態から複数本のインプラントを植立し、即時に仮のブリッジをインプラント上に乗せることが本日の作業内容です。

 

 

 

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 2  術前CTデータをもとに、アイキャット社製ランドマークシステムを用いて、あらかじめインプラントを植立をする部位のイメージを把握しておきました。

 

 

 

 

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3  アイキャット社から、CTデータに基づいて作製されたこのようなサージカルガイドが届けられました。

 

 

 

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4  このサージカルガイドを正確に粘膜に適合させたうえで、一気にドリリングしていきます。

 

 

 

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5  左上6は上顎洞底が接近しているため、ソケットリフティング併用でインプラントを植立していきます。

このような状況では、十分な初期固定が確保されにくい可能性があるので注意が必要です。

 

 

 

 

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6  フラップレスで、アストラテックインプラント“オッセオスピード”を次々と植立していきます。

 

 

 

 

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 7  このような形で7本のインプラントが植立されました。

プラットホームにはユニアバットメントまたはアングルドアバットメントが直ちに接続されています。
右上6のみは初期固定がやや弱いような気がしたので、今回はスリープさせます。

 

 

 

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8  続いて、各アバットメントにブリッジシリンダーがスクリュー固定されていきます。

 

 

 

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 9  ラボにて事前にあらかた用意されていたこのようなテンポラリーブリッジのフレームを、これから口腔内に装着します。

 

 

 

 

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10  事前に用意されたレジンフレームを、即重レジンを介して、ブリッジシリンダーと一体化させていきます。

 

 

 

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 11   このような即時荷重用テンポラリーレストレーションの作製は、アトリエココロの浜崎テクニシャンの活躍によるものです。

 

 

 

 

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12  テンポラリーブリッジ作製から2時間後、上顎にこのようなテンポラリーブリッジを装着することが出来ました。

清掃性と咬合をチェックして、本日の予定の作業を無事完了することが出来ました。
 
 
 
 
 

今日は左下顎臼歯部にアンキロスインプラントを植立しました。

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1  本日はフラップレスでインプラントを植立しました。

フラップレスの場合、アンキロスは埋入後にカバースクリューを除去するのが困難なので、埋入時からヒーリングキャップをフィクスチャーに接続しておきます。

 

 

 

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 2  いい位置にインプラントが植立されました。  

 

 

 

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3  術前にアイキャット社製ランドマークシステムで植立をシミュレーションできるので、安心してフラップレスで植立できます。

 

 

 

 

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4 術後のデンタルXPです。

ほぼイメージ通りに植立出来ました。
 
 
 
 
 
 

本日は上顎無歯顎インプラントブリッジの咬合採得を行いました。

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1  上顎は総義歯と同様に、ロウ堤を準備します。 

 

 

 

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2 一方、下顎は、部分床義歯を同時作製しますので、通法に従い、咬合基礎床を準備します。  

 

 

 

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 3 中心咬合位で咬合してもらって、咬合高径がプロビの状態と変化しないように配慮します。

 

 

 

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 4 通常の義歯作製の際と同様の方法で、咬合採得を行いました。 

 

 

 

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