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症例紹介

今日も別の患者さんの歯冠長延長 術を行いました。

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1  左上345は不適合冠が入っていて根面ウ蝕が見られるので、上部冠をやり換えることにしました。
しかし、根面ウ蝕のために歯の実質欠損は歯肉縁下よりはるかに根尖側におよんでいます。
 
このままの歯肉縁の位置では、適合のよい上部冠を作製することは困難です。

 

 

 

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 2  そこで、歯肉弁根尖側移動術の術式を借り、歯冠長を延長することにしました。

 

 

 

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 3  粘膜弁を歯頸部では全層で、それより根尖側では部分層で剥離します。歯頸部の骨を3ミリほどバーで削合した後、歯肉弁を根尖側に移動し、ゆるく骨膜を含む線維組織に縫合して固定します。

 
 歯肉弁を剥離すると、これまで粘膜で隠れていた不適合部位が一目瞭然となっています。この状態で治癒が得られれば、歯肉縁が根尖側に移動し、結果として歯冠長が延長されるので、適合の良い補綴物の製作が可能になります。
 
 
 
 

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