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2012年1月

今日も重症の歯周病のケースを診ました。

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右下6がしみる、という訴えで、本日、当院を初診されました。

右下6は遠心歯根が露出しており、動揺が著明です。  

 

 

 

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 デンタルX線写真では、右下76の歯槽骨吸収が著明です。

歯の動揺が「しみる」症状として自覚されることは、非常によくあります。  
 
 
 
 
 
 
 

今日は口蓋側歯肉に膿瘍を形成している口腔を診ました。

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  右上32の口蓋側歯肉に境界明瞭な歯肉腫脹が見られます。 

 

 

 

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   デンタルX線写真では右上2の根尖部に比較的大きな根尖病巣をしめすX線透過像を認めます。

しかし、よく見ると右上3の根尖も肥大を伴っており、右上2の根尖病巣と連続しているように見えます。
根充状態から見て、アブセスの原因はこちらの方かもしれません。長いメタルコアが入っており、感染根管治療は難渋しそうです。

 

 

 

 

 

 

 

今日は口腔乾燥症の患者さんの治療方針を立てました。

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1 この患者さんは口腔乾燥症を持っておられます。

そのため、唾液の自浄作用が期待できず、多くの歯の歯頸部にカリエスが見られます。  

 

 

 

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 2 徹底したプラークコントロール指導をさせていただいた後、根面カリエスにはセラミック冠を被せていく予定です。

滑沢な歯面を作り上げることで、プラークの付着しにくい、清潔な口腔環境を構築していきたいと思います。

 

 

 

今日は歯周炎の急性発作の患者さんに対応しました。

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1 右上7口蓋側歯肉に腫脹が出現しています。
同部には6ミリの深い歯周ポケットが存在します。
慢性辺縁性歯周炎の急性発作です。

 

 

 

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 2 処置として、同部歯肉にCO2レーザー照射、ポケット内洗浄とペリオフィール貼付、そして抗生剤の全身投与を行いました。

 

 

 

 

今日は歯周病のオペが必要な患者さんに、オペについてカウンセリングを行いました。

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1 右上6の口蓋側遠心に7ミリの深いポケットがあります。
おそらく、右上6と7は連結されており、かつ歯間空隙が狭くなり過ぎているため、歯間部の清掃が困難であったことが原因でしょう。 

 

 

 

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 2 デンタルX線写真では、6の遠心に垂直性の骨吸収を認めます。

カウンセリングにより、同部にフラップオペを行うことになりました。 

 

 

 

 

今日は右上顎臼歯部に、アストラテックインプラントを植立しました。

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1  CT画像上の術前のシミュレーションでは、右上5にアストラテックインプラント4.5、11ミリを用いると、上顎洞底にインプラントが突き抜けてしまう状況です。

 

 

 

 

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2  やはり右上6においても、同規格のインプラントを植立すると、洞底にインプラントが突き抜けてしまいます。

そこで、インプラント埋入窩から、インプラントを植立する直前に洞底を持ち上げる“ソケットリフティング”を植立と同時に併用することにしました。

 

 

 

 

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 3  フラップレスで植立する場合は、インプラントを運ぶアダプターの縞状の目盛りがプラットホームから粘膜面までの距離を把握するのに大変便利です。

 

 

 

 

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 4  粘膜の厚みを3ミリと見積もって、フィクスチャーの長さ11ミリと粘膜の厚み3ミリを足し合わせた14ミリの目盛りが粘膜面に一致するまでインプラントを埋め込みます。 

 

 

 

 

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 5  そして、ヒーリングアバットメントを装着後、最後にインプラント上方の空間をシェルで保護して植立オペ終了です。  

 

 

 

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 6  洞底に突き出したインプラント周囲には、アパセラムAXが適切に充填されている不透過像が認められます。

 

 

 

 

 

今日は上下顎の5本の歯を抜歯後、即時義歯をセットしました。

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1  上顎の4本は歯周病のためにグラグラの状態です。

あと、右下の大臼歯1本も抜けかかっていました。 

 

 

 

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 2  そこで、上顎の4本、下顎の1本を抜歯しました。 

 

 

 

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 3  この方は抗血栓剤を服用されているので、抜歯窩にテルプラグを装填して局所止血を図りました。

 

 

 

 

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 4  その後、上顎は総義歯、下顎は部分義歯の即時義歯を装着しました。

僅かの咬合調整でこの程度にまでかみ合わせれる状態となりました。 

 

 

 

 

今日は抜歯窩に骨造成を行いました。

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1  左上56は、抜歯をしてから一カ月ほど経過している状態です。  

 

 

 

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 2  この部に将来インプラントを植立しやすくするため、本日は抜歯窩に骨造成術を行いました。

抜歯窩に充満している肉芽組織をソーハ中に左上5の根尖部はサイナスと交通してしまいました。 

 

 

 

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3  仕方がないので、交通している根尖部に“テルプラグ”を詰めて栓をしました。 

 

 

 

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 4  残りの抜歯窩のスペースには、ヨシダのアパセラムを補填しておきました。

この後、サイナスリフトを行い、4カ月ほど経過してからインプラント植立を予定しています。
なぜ、抜歯と同時に本処置を行わなかったかというと、時間がなかったからです。
 
 
 
 
 

今年も田ノ口薬師さんにやって来ました。

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 1  例年、新年のお参りに香川県白鳥にある「田ノ口薬師」さんにお参りに来ていますが、今年もやってきました。

今日は天気もおだやかな晴天で、ドライブ日よりです。 

 

 

 

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 2  御祈祷のお札に住所と名前を書いてもらい、一年の無事を祈願して炊き上げてもらいます。

帰りに志度の「源内」により、かしわうどんを食べました。とてもおいしかった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

昨日の午後は下顎臼歯の分岐部病変のフラップオペをしました。

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1 左下6の分岐部相当部の頬側歯肉にアブセスが見られます。

 

 

 

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2 同部のデンタルXPです。

 

 

 

 

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 3 歯頸部切開を加えてフラップを僅かに展開し、分岐部の徹底的ソー爬を行いました。

分岐部の交通は、ほぼ舌側の歯槽骨壁に到達しかかっていました。

 

 

 

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4 生じた骨欠損に対してヨシダのアパセラムAXを補填しました。

 

 

 

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5 補填材が歯頸部歯肉から漏れ出ないように、少量のテルプラグを窩洞表面に圧接しました。

 

 

 

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6 最後に歯肉弁を復位縫合して処置を終了しました。

 

 

 

 

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