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2011年7月

今日は上顎総義歯の人工歯排列の試適をしました。

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 上顎は無歯顎、下顎は臼歯部部分欠損のケースに対して、上顎は蝋義歯、下顎はインプラントのプロビジョナルレストレーションが模型上で製作されてきました。

 

 

 

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  下顎のプロビジョナル冠を装着する直前のインプラント周囲の状況です。

 
 炎症はなく、きれいな歯肉が見られます。

 

 

 

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 右下顎のプロビジョナルブリッジは、スクリュー固定方式です。

 

 

 

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 左下顎のプロビジョナル連結冠もスクリュー固定方式です。

 

 

 

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 口腔内に試適された状況です。

 

 

 

 

 

今日は上顎無歯顎ケースに6本のアストラテックインプラントを植立し、即時にプロビジョナルブリッジを装着、即時荷重をしました。

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 シミュレーションソフト“LandMarker Direct”で、術前にインプラント植立のイメージを描いておきます。

 

 

 

 

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  アストラテックインプラント 4.5ST、11mmを植立したイメージです。

 
 このCT画像データに基づいてCTサージカルガイドを作製します。

 

 

 

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 CTサージカルガイドにスル―レンチを適合させることにより、適切な位置と深さにドリルを誘導することが出来ます。

 

 

 

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  フラップレスで左右臼歯部に6か所の埋入窩を形成しました。

 
 プローブで探ると各窩洞は4壁がすべて健全な骨で囲まれていることが確認出来ました。
 
 CT画像上のイメージ通りに植立することが出来ました。
 
 フラップレスでインプラント植立を行う際は、CTサージカルガイドは欠かせません。
 

 

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 フラップレスで形成された埋入窩にインプラントを植立しているところです。

 

 

 

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 6本のアストラテックインプラントが、ほぼ予定通りの位置に植立されました。

 

 

 

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 フィクスチャーからアダプターを解除し、ユニアバットメントを装着します。

 

 

 

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 ユニアバットメントにブリッジシリンダーを接続している状態です。
 
 ここから、プロビジョナルブリッジの作製が始まります。 

 

 

 

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 数時間後にはこのようなプロビジョナルブリッジがチェアーサイドで作成されました。

 

 

 

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 いつものようにテクニシャンの浜崎さんが、素晴らしいテクニックで手際よくロビジョナルブリッジを作製してくれました

 

 

 

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  スクリューリテイン方式で装着されたプロビジョナルブリッジの咬合面観です。

 

 

 

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 同正面観です。

 

 

 

今日は右下顎のアンキロスインプラントの二次オペをしました。

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 3ヶ月前に右下7相当部にアンキロスインプラントが植立されました。
 
 本日、インプラント上の粘膜面に近遠心的に最小切開を加え、 インプラントのカバースクリューを除去後、ヒーリングキャップを装着しました。

 

 

 

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 術後のデンタルX線写真です。

 

 

 

今夜は同窓会に出席するため、小倉に来ています。

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 九州歯科大学29期生の卒業30周年記念同窓会が小倉ステーションホテルで催されました。

 

 

 

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 同窓生の青木さん、長崎君と記念撮影しました。
 
 卒後、早30年がたってしまいました。
 
 でも歯科医人生はまだ半分以上残っていると思っています。
 
 僕は96歳まで現役歯科医でいる予定ですから。

 

 

 

今日は右下顎臼歯を抜歯し、ソケットプリザベーションを行いました。

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 右下7、5、4を、根面カリエスおよび根尖病巣により保存不能と判断し抜歯しました。
 
 抜歯後1~2カ月のうちにインプラントを植立する予定です。

 

 

 

 

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 右下4の頬側骨は、裂開により根尖近くまで吸収していることが確認出来ました。

 

 

 

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  抜歯窩の状態です。

 
 根尖病巣は徹底的に掻爬します。

 

 

 

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 抜歯窩にハイドロキシアパタイトを補填しました。

 

 

 

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 “テルダーミス”を周囲歯肉に縫合することで、抜歯窩の表面を封鎖しました。

 

 

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  ハイドロキシアパタイト補填後のデンタルX線写真です。

 

 

 

今日は左上顎臼歯部にセラモメタルクラウンをセットし、全顎補綴治療を完了しました。

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 今日セットする左上4セラモメタル冠と左上67セラモメタル連結冠です。

 

 

 

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  セット後の頬側面観です。

 
 マージンは歯肉縁上です。
 

 

 

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 セット後の咬合面観です。

 

 

 

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 セット後の口蓋側面観です。

 

 

 

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  治療開始前はこのような状態でした。

 
 高度に進行した歯周病があり、何本かは抜歯し、残せる歯に対しては歯周治療を施しました。

 

 

 

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  治療開始前のパノラマX線写真です。

 
 歯槽骨の吸収が著しい歯は抜歯しました。

 

 

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  治療完了時(本日)の正面観です。

 
 ようやくゴールに到達出来、とてもうれしいです。

 

 

 

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  本日のパノラマX線写真です。

 
 抜歯した歯はインプラントで置換しました。
 
 今後、天然歯とインプラントが共存していくわけですが、しっかりとした細菌感染に対するケアと、咬み合わせのコントロールにより、この状態を長期的に安定させたいと思います。
 

今日は左下顎臼歯部にアストラテックインプラントを植立し、同時に骨造成を行いました。

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 左下6,7相当部にインプラントを植立する直前の状態です。

 

 

 

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 粘膜骨膜弁を翻転し、アストラテックインプラントを植立しました。
 
 抜歯後一カ月余りの抜歯窩への埋入なので、インプラント周囲骨が不足しています。

 

 

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 ゼブラヒーリングアバットメントを装着後、ヨシダのハイドロキシアパタイト“アパセラムAX”を骨欠損部に補填します。

 

 

 

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 膜は入れずに粘膜骨膜弁を復位、縫合しました。

 

 

 

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 左下5の残存歯と、左下8相当部に植立したミニインプラントとで支持する形で、テンポラリーブリッジを仮着します。

 

 

 

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 術後のデンタルX線写真です。 

 

 

 

今日はインプラント植立後の治癒期間を利用して、対合歯の歯冠修復の準備を始めました。

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 左上5、6には先日、アストラテックインプラントが植立され、治癒待ちの状態です。
 
 この期間を利用して、提出した対合歯の歯冠形態を整える処置を開始しました。

 

 

 

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  歯の欠損を放置しておくと、このように対合歯が伸び出てきます。

 
 このままでは、たとえ欠損部にインプラント治療を行ったとしても、悪い咬み合わせになってしまいます。
 
 ですから、こういう場合には、対合歯も同時に補綴対象としなければいけません。 

 

今日はアストラテックインプラントの上部構造作成のための精密印象を行いました。

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 両側の上顎小臼歯部のアストラテックインプラントには、それぞれダイレクトアバットメントが装着されています。

 

 

 

 

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  ダイレクトアバットメントに対して、専用のプラスチック製印象キャップを適合させます。

 
 ストローマンの“スナップオンシステム”と同様のシステムです。

 

 

 

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 この印象キャップをクローズドトレー法でピックアップします。

 

 

 

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 印象キャップが上手くピックアップされました。

 

 

 

今日も東京国際フォーラムで開催されている第16回日本咬合学会に参加しています。

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  2日目の午前中のプログラムは新潟大学大学院医歯学総合研究科 教授 安保 徹先生の特別講演

「咬むことと免疫力 ~エネルギー生成糸とのつながり~」
がとても素晴らしく、印象深いものでした。
 
 目新しい情報として、老化と癌のメカ二ズムが解明された、と発表されました。
 

 

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 人間のエネルギー生成系は、「解糖系」と「ミトコンドリア系の」2本立てなのですが、子ども時代は成長が盛んなことから、やや「解糖系」寄りで生活しているそうです。
 
 しかし、大人になると「解糖系」と「ミトコンドリア系」の調和を保って生き続けています。

 

 

 

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  しかし、大人の時期にあまり無理をし続けると、交感神経緊張によって血管が収縮し、低体温、低酸素になります。

 
 これが病気で、この条件下で長く生きる為には、酸素の嫌いな「解糖系生命体」で生きるしかなく、これが発癌であると説明されました。
 
 癌は解糖系で分裂し続ける細胞だからです。

 癌の予防と治療の戦略の大きなヒントが発信されました。

 

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  午後からは学会併催で、

「東日本震災チャリティーシンポジウム」が
“今、世界は愛に満ちている~日本に元気・勇気と力を~”
と題して一般市民の方を対象に開催されました。
 
 まず、花道家 池坊保子先生の特別講演 
「今、日本は愛に満ちている」
から始まりました。

 

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  つづいて、テレビでおなじみの 内科医 おおたわ史絵先生と、脳科学者 澤口俊之先生らのシンポジウム

 “女性の健康長寿の秘密”~からだ・心・美のための咬み合わせ~が楽しく繰り広げられました。 

 

 

 

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  澤口俊之先生は、咬み合わせを是正すると人間性知能HQが向上するが、なぜ脳力が向上するのかを脳科学的に説明されました。

 

 

 

 

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 また咬み合わせの是正が、脳機能を向上させ、実際に若返ることを脳科学的データで示されました。

 

 

 

 

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  日本咬合学会理事長 丸山剛郎先生もシンポジストとして参加されました。

アカデミアの世界で大学教授として活躍されてきただけでなく、本当に良いものは(かみ合わせの治療)世の中に普及させ、日本国民を元気にすることが歯科医の使命として、 臨床家としても、一人の人間としても、信念を持って行動しておられることを感じました。
 
 最後に披露された「永久に青春の詩」を聴くと、この人を信用してもよいな、という気がしました。
魂の声が感じとれましたので。 

 

 

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  最後に参加したスタッフとともに記念撮影しました。

 
 われわれの仕事の尊さを確認出来て、スタッフにとっても有意義な二日間であったことでしょう。
 
 
 
 
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