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症例紹介

今日の読書はセロトニン研究の第一人者、東邦大学医学部教授 有田秀穂著「心が強くなるあきらめない脳の作り方」(アスペクト)です。

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 人間の感情をつかさどる脳内物質はドーパミンとノルアドレナリン、そしてセロトニンの三つがあり、いずれも人間が人間らしく健やかに生きるために重要な「前頭前野」の働きに関与していると言います。
ノルアドレナリンは「集中脳」に、ドーパミンは「意欲脳」に、そしてセロトニンは「共感脳」に関与しているそうです。
その中でもセロトニンが心の疲弊をいやすのに最も重要です。
セロトニン神経がうまく機能しているとき幸福であると言えるようです。
 
 また、セロトニンはプチうつを防止するだけでなく前頭前野のパワーを起動させ意欲脳や集中脳の活性を高める作用もあるそうです。
大切なことは、人に共感する心を持つことがセロトニン活性を高めることにつながることです。
要するに「欲」に生きるのでなく、「絆」に生きることが幸福につながると著者は言っています。
ネット社会の出現により失われかけていた日本人同士の絆が今回の東日本大震災をきっかけに再び蘇り、日本は飛躍的に発展し、他人のために頑張るマインドを取り戻した日本人は真の意味で幸福になるはずだと著者は言います。
 
 「絆」-いい言葉だと思います。誰かの幸せを思い、一生懸命に仕事を頑張る。そうでなければ事業は続けられないし、そういう気持ちで仕事を続けられれば自分も患者さんも共に幸福になれると確かに思いました。 

 

 

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