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2011年3月

今夜は神戸に来ています。

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 今夜は神戸メリケンパークオリエンタルホテルの気持ちの良いバーで、メデントの伊藤先生とグラスを傾けながらいろいろなお話をさせて頂きました。
 
 東日本大震災以後の日本経済のこと、歯科医院経営のこと、伊藤先生のライフスタイルのことなど、多くの示唆に富むお話を聞かせて頂きました。
 
 特に「メデント」のネーミングが自分の想像通り、メディカルとデンタルの融合に由来すると聞いてとても感激しました。

 

 

 

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 自分も閉塞した歯科界のブレイクスルーは、虫歯や歯周病に関連する治療に特化した歯科医学教育体系から全身医学に目を向けた教育体系に変貌する時にやって来ると思っているので、伊藤先生の慧眼の素晴らしさに感動を覚えました。
 
 と同時に、日本歯科界の貴重な頭脳、大学以外の野に活動拠点を置く天才に尊敬の念を強くしました。
 
 伊藤先生は本当に凄い人です。

 

 

今日は右上顎臼歯部にストローマンインプラントを植立しました。

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 右上の654に歯の欠損が見られます。

 

 

 

 

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  右上64に2本のストローマンインプラントを植立しました。

 一部に高さ、幅、ともに骨の不足が認められたのでGBRを併せて行いました。

 

 

 

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  粘膜骨膜弁を復位して創を閉鎖したところです。

あらかた閉じられていますが、完全な閉鎖創にはならず、縫い目から骨補填材がのぞいています。

 

 

 

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 最後にレジンのポンティックで創面を覆い、骨補填材が漏れでてこないようにしっかりガードします。

 

 

 

 

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  術後のデンタルX線写真です。

 上顎洞底ぎりぎりの深さまでストローマンスタンダードインプラントが植立されました。
 
 
 
 
 
 

今日は下顎第1大臼歯のヘミセクションを行いました。

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 ヘミセクションとは、下顎の大臼歯の2本ある歯根のうちの1本を切断して抜いてしまう治療法です。
 
 今回左下6の近心根に根尖から歯頸部にかけて病変があるため、ヘミセクションを試みました。

 

 

 

 

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  メタルコアをコンポジットレジン支台築造に置き換え、歯を分割して近心根のみ抜去しました。

 

 

 

 

今日はエムドゲインを用いた歯周再生療法の5年後の経過観察をする機会がありました。

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 5年前の歯周治療開始前のデンタルX線写真です。
 
 重度の歯周病で根尖近くまで歯槽骨が吸収しています。
 
 この部に歯周初期治療後、エムドゲインを用いた歯周再生療法を行いました。
 

 

 

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  5年後のデンタルX線写真です。

 根尖部に骨が再生されています。
 
 そして、再生された骨が安定状態であることを示す歯槽硬線も認められます。

 

 

今日は下顎臼歯部に植立されたアストラテックインプラントの経過観察をしました。

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 右下顎第一大臼歯部に植立されたアストラテックインプラントのデンタルX線写真です。植立後1年経過していますが、マージナルボーンレベルは植立直後と比較して全く変化ありません。

 

 

 

 

 

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  インプラント上にセラモメタル冠が装着されています。インプラント周囲歯肉に炎症は全く見られません。

 

 

 

 

今日は上顎臼歯部の歯の欠損に対してインプラント治療を計画しました。

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 上顎の奥歯の欠損に対して義歯を入れてみたがどうしてもなじめないということで、インプラントを希望されて当院にお見えになりました。
 
 こういった場合はインプラントがよい適応です。
 

 

 

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  上顎の左右の臼歯が欠損しています。

 

 

 

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 歯が無くなり、長期間義歯を入れずに放置していると、対合歯が提出してきます。
 
 今回も左下6が少し伸びあがって、左上56のクリアランスが窮屈になっています。

 

 

 

 

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  右下7も同様です。

 こういった場合は、歯の欠損部のインプラント治療と同時に、対合歯の歯冠も同時に修復することがよい咬み合わせにつながります。
 
 
 
 

この度の東北関東の大震災で被害に遭われた同胞に対し、謹んで哀悼の意を表します。

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 終日、テレビは想像を超えた大震災の惨禍を報道している。
 
 阪神大震災の報道も記憶しているが、今回の規模ははるかにそれを超える凄まじさだ。家や車が流され、町全体が崩壊してしまったむごい光景に思わず涙ぐんでしまった。
 
 あまりに過酷な状況ではあるが、報道関係者や行政担当者、自衛隊の隊員、レスキュー隊など、それでも冷静に事態に対応し、収拾に努めようとする多くの尊い人々がおられる。彼らを本当に尊敬します。
 

 

 

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 被災者に対して自分は何もできないが、何かの形で今後の復興に役立ちたいという気持ちはある。
 
 歯科医としてできることは、職務を通じて国民を元気にすることだろう。元気でさえあれば、復興は可能だ。
 
 この大災害からの復興を国家的事業と定め国民が助け合うことで、国民一人一人がこの国の素晴らしさに目覚め、日本がこのまま衰退の道をたどるのではなく、逆に世界から尊敬される国へと変貌する大躍進への契機となることを願います。

 

今夜は岡山市ホテルグランビアで開かれた岡山大学口腔外科学講座の同 門の先生方との懇談会に出席しました。

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 歯科大学を卒業し、岡山大学口腔外科学講座に入局して、はや30年近くが過ぎました。
普段めったにお会いできない先生方にお目にかかれ懐かしく思いました。
 
 自分のキャリアは口腔外科学講座から始まりました。現在は歯周病やインプラントの治療に夢中になっています。そして、これからも歯科医学の探求の旅を続けます。
 
 現在とは大きく様変わりをする未来の歯科医学の到来の日まで現役でいたいものです。

 

 

今日は下顎臼歯部のアストラテックインプラントと上顎前歯のオールセラミック冠の装着後の経過観察をする機会がありました。

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 左下顎第二大臼歯相当部にアストラテックインプラントが単独で植立されています。
 
 上部にセラモメタル単独冠が装着されています。

 

 

 

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  同部のデンタルⅩ線写真です。

 上部冠を装着して6カ月になりますが、X線的には特に問題ありません。
 
 インプラントのプラットフォームは歯槽骨頂レベルに一致し、植立直後と同じです。

 

 

 

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  右下顎第一大臼歯相当部にもアストラテックインプラントが単独で植立されています。やはり上部にセラモメタル単独冠が装着されています。

 歯頸部にプラークがやや残っていたので、本日はこの部の清掃の重要性を患者さんに強調しました。

 

 

 

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  同部のデンタルⅩ線写真です。やはり、X線的には問題ありません。

 インプラントのプラットフォームと歯槽骨レベルとの関係は植立直後と同じです。

 

 

 

 

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 同じ患者さんの上顎前歯4本(左右側切歯2本、左右中切歯2本)のオールセラミック冠です。

 マージン部の歯肉の状態も良好です。

 

 

 

今夜は高松赤十字病院病理部主催の沼田副院長の送別会に出席しました。

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 日赤の顔の様な沼田先生が病院を去られることはさびしい気がします。  
 
 退職される詳しい事情は知り得ませんが、“昔ほど医局員を怒ることが出来 なくなってきたことも辞める理由だ”と おっしゃったことには考えさせられま した。
 
 指導者は部下を怒ることが出来なければ失格だ、という意見はおそら く正しいだろうと思います。

 

 

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