今日も象牙質知覚過敏症だ。臨床面で日常的に遭遇するものだし、薬剤の作用機序や物性を理解しておくことは重要だからだ。
今回は、知覚過敏抑制剤について、作用機序別に、網羅的に商品名を調べてみた。
まず「細管封鎖」だけを狙う薬剤だが、以下のものがある。
1 サホライド液歯科用38%(ビーブランド・メディコ-デンタル)
2 Fバニッシュ歯科用5%(ビーブランド・メディコ-デンタル()
3 スーパーシール5秒(モリムラ・エイコ―)
4 ナノシール(日本歯科薬品)
5 ティースメイトデセンシタイザー(クラレノリタケデンタル)
6 PRGバリアコート(松風)
7 G-ガード(ジーシー)
8 ハイブリッドコートⅡ(サンメディカル)
9 トクヤマシールドフォースプラス(トクヤマデンタル)
10 スコッチボンドユニバーサルアドヒーシブ(3M ESPE)
11 フジフィルLCフロー(ジーシー)
12 クリンプロXTバーニッシュ(3M ESPE)
13 フジⅦ(ジーシー)
14 MSコートONE(サンメディカル)
15 MSコートF(サンメディカル)
また、「知覚鈍麻」と「細管封鎖」の両方を同時に狙う以下の薬剤がある。
16 シュミテクトシリーズ (グラクソ・スミスクライン)
17 デンタ―システマしみるケア(ライオン)
18 スマートプロテクトソフト(茂久田商会)
19 システマセンシティブソフトペースト(ライオン)
20 ガム・デンタルジェルセンシティブ(サンスター)
21 メルサージュヒスケア(松風)
さらに、組織液の凝固を狙う薬剤として、以下のものがある。
22 グルーマ・ディセンシタイザー(へレウスクルツァー)
23 デセンシ―(日本歯科薬品)
参考文献:
冨士谷盛興・千田 彰.象牙質知覚過敏症 第2版.医歯薬出版.2013.