
1 左上顎洞底は歯槽頂に接近しており、CT画像上のシミュレーションでも明らかなように、このままではインプラントを植立出来ません。
そこで、インプラント手術に先行して、上顎洞底挙上術(サイナスリフト)を行いました。

2 通法に従い上顎洞底を挙上しました。

3 骨補填材を補填する前に、挙上されたシュナイダー膜面に“バイオメンド”と“テルダーミスを”あてがいました。

4 骨補填材として、アパセラムAXとオスフェリオンを1:1に配合したものを用いました。

5 術後のパノラマXPです。
黄色の破線より上方の不透過像の部分が補填された人工骨です。
これで数カ月先には、安全にインプラントが植立出来るようになるでしょう。