右下5と右下3の遠心側には歯槽骨の垂直性骨吸収がみられます。
先ずは通法どおり、フラップを開き、根面と歯槽骨に付着している炎症を惹起する物質を徹底的にソウハ,郭清します。
続いて、垂直性の骨内欠損部位にエムドゲインを塗布します。
エムドゲインはこの様な歯槽骨の垂直性骨欠損に対する歯周再生療法の良い適応です。
最後に骨欠損部に対してAFGと混和した人工骨も補填しました。
エムドゲイン単独でも十分な効果が報告されていますが、再生のスピードが増加すると思うので自分はエムドゲイン療法に骨移植を併用しています。
創を閉鎖する直前に創面に再度エムドゲインを塗布して緊密に粘膜骨膜弁を閉鎖縫合しました。