浮田歯科医院でのトレーニングの日々も終わりに近づいている。浮田歯科医院でも中山歯科クリニックの患者さんを見させていただいた。浮田歯科医院は中山歯科クリニックから5~6キロ程距離があり、自院に通っていただくよりも距離的に遠くなるにもかかわらず、通っていただけた患者さんが多くいらっしゃったことは本当にありがたかった。その多くはメンテナンスの患者さんだが、ここにきて気づいたことは、当院のメンテナンス患者さんの多くはインプラントが入っていることだった。よくこれだけインプラントを打ってきたものだと感慨深かった。
当院にきちんとメンテナンスに通って来られていたインプラントの患者さんは全員予後良好だった。全員だ。なぜかというと、きちんとメンテナンスに通っていただく限り、経過を見ることが出来るからだ。もちろん、インプラントを打った患者さんのうち、たまにインプラント周囲炎に陥ることがある。その場合でもメンテナンスに通っていただけていれば、かならずリカバリーできるのだ。なぜなら、インプラント周囲炎オペを行うからだ。インプラント周囲炎オペを行えば、インプラント周囲炎の進行は抑えられる。だから、メンテナンスに通っていただける限りは、全員、予後が良いのだ。
口腔内写真は上段のX線写真の実際の口腔内。
インプラントは良いものだとは思うが、押し売りまがいの無理矢理すすめるインプラント治療はしたくないと思っているうちに、いつの間にかインプラント治療への情熱が少し冷めかけていたが、ここにきて再びインプラントへの情熱が沸いてき。きちんと管理されたインプラントは実に経過が良いことが確認できたからだ。
自院を再開したら、再び歯周病とインプラントの治療に情熱を注ぎたい。自分は歯周病専門医であるとともに、インプラント認定医なのだから。その責任と誇りをもってインプラントが本当に必要な患者さんのインプラント治療に、歯周病専門医の立場で全力で取り組みたい。そして、インプラントで咬める喜びを知って頂きたい。生きる喜びを感じて頂きたい。
口腔内写真は上段のX線写真の実際の口腔内。