今日は、朝から時間と戦っている。このブログ原稿も時間との戦いの中で書いている。そんな戦闘モードのなかでも、切れ端の時間が15分ほどあったので、S.スマイルズ著「自助論」を読んだ。このところ、カバンの中に入れて持ち歩いているからだ。
これまで何度も読み返しているが、隙間時間の読書にはぴったりだ。どこから読んでもためになることが書いてあるとわかっているので、ぱっとページをめくったら、冒頭のタイトルの章が開かれた。今日、目にした文章もとても良いので、ブログに記すことにした。以下引用。
「どんなビジネスにも、それを効率よく運営するのに欠かせない原則が六つある。それは、注意力、勤勉、正確さ、手際の良さ、時間厳守、そして迅速さである。この六つの原則は、一見つまらないことのようにも思えるが実際は、人間が世の役に立ち幸福や繁栄を得るにはきわめて大切な意味をもっている。この六点は、たしかにささいなことがらだが、人間の生活は元来、比較的ささいなことがらから成り立っているものなのだ。ちょっとした行動の繰り返しによって人間の全人格は形成され、国家の性格も決定される。堕落した人間や衰退した国家には、必ずといってよいほど、ささいなことがらを無視してきた形跡が認められる。」引用ここまで。
とても良い文章だ。シンプルだが、この6つを毎日実行することで、365日は好転する。ときどき、ではだめで毎日実行すること。毎日だ。そうすれば、確かに人生は自分の手で開かれると思う。
参考文献:S.スマイルズ著(竹内 均訳). 自助論. 三笠書房.東京.2002.