右下76は、抜歯後にソケットプリザベーションを行った部位にインプラント植立をしています。
私の行ったソケットプリザベーションは、自己血由来のCGFメンブレンを4~5枚重ねて抜歯窩を覆うものです。
意図的に膜を露出させ、オープンバリアメンブレンとして使用しています。
本術式は、抜歯窩が4壁性であれば問題ありませんが、頬側や舌側の骨壁が大きく根尖近くまで吸収している際には、vertical dimensionを維持しにくく、結果として頬粘膜が歯槽頂近くまで接近することがあります。
CGFメンブレンは軟らかいので、高さを維持する力はありません。