左上7と6の歯間部の骨は根尖近くまで溶けています。
フラップを起こし、吸収を起こした骨面の不良肉芽を徹底ソウハします。
続いて、骨面と根面とで囲まれた空隙に骨補填剤(アパセラムAX を自己血フィブリングルで混和したもの)を補填しました。
頬側と口蓋側の骨壁が不十分なので補填した骨がすべて残るわけではありませんが、しないよりましだと思います。
歯間部の補填剤を保護する目的で自己血フィブリンゲル(CGF)を3枚重ねて歯間部を横切るように覆いかぶせます。
最後に粘膜骨膜弁を復位して縫合します。
骨補填剤を入れたぶんだけ膨れあがるので、歯間部の完全な閉鎖縫合はできません。
フィブリンゲルが一部露出します。パックで創面を保護してオペを終了しました。
7と6との間に人工骨が補填されています。