歯根破折を起こした左上6を約1カ月前に抜歯しました。
今回、同部の欠損補綴は左上⑤6⑦のセラミックブリッジとし、本日そのプレパレーションを完成させました。
歯肉縁上マージンはつくづく素晴らしいと思います。
歯周病管理の観点からは、歯肉縁上マージンに圧倒的優位性があります。
また印象採得の容易さからも縁上が有利です。
来るべきデジタルデンティストリーの時代においては光学印象が標準化された印象法となるので、なおさら縁上マージンの方が正確に印象を取りやすいという点で合理的です。
そのような縁上マージンを一般化出来るのはセラミックレストレーションの普及によるところが大です。
メタルと違って、セラミックは補綴物のマージンと歯質との移行部が目立ちにくく、縁上に設定されることで審美的問題が生じることがありません。