昨年の12月11日に右上6のセラミッククラウンのプレパレーションを行った際、歯髄の近心隅角部が露髄しました。
直ちに露髄部にCO2レーザーを照射し、その後数か月様子を見ました。
今回、出来上がったセラミッククラウンを装着する予定でしたが、仮着セメントを除去する際に全く生活反応が認められなかった為、予防的に抜髄に踏み切り、本日根管充填を行いました。
セラミック冠装着後に根尖病変を形成すると根管治療のために再度冠を除去する必要が生じることから、そのトラブルを回避するための判断でした。
理想の咬合平面を与えるためには、時に削合量が多くなるので、生活歯の場合はこういうこともたまには起こりうることです。