右上654はいずれも歯槽骨が3分の2程吸収して、動揺が著明となっています。
本日は、この部位の歯に対して歯肉剥離(しにくはくり)ソウハ術を行いました。
保険の範囲の手術なので特別変わったことをするわけではなく、根面の沈着物、歯槽骨およびポケット内壁の炎症性軟組織などの起炎因子を徹底的に郭清(こそぎ取ってしまうこと)するだけなのですが、このシンプルな術式がリライアブルで好きです。
確実にポケットが3ミリ以下に浅くなります。地味な処置ですが、歯周組織を長期的に安定させる最もベーシックな処置として重要であり、またこれをコツコツとやるのが好きです。