初診時のパノラマX線写真。
左上67は残根状態で、埋伏智歯とともにこれを抜歯すると左上顎洞底は歯槽頂と接近しました。
この部にインプラントを植立し、咬合支持を確保する計画を立てました。
ラテラルアプローチで洞粘膜を挙上し、骨補填材(βTCPとハイドロキシアパタイトを1:1で混和したもの)を補填しました。
補填材をスプーン状の器具で洞内に運ぶ際、顆粒がぽろぽろと洞入り口周囲にこぼれて、写真的には美しくありません。
開創部にCGFメンブレンを留置して粘膜骨膜弁を復位し、閉鎖縫合してオペ終了です。
術後パノラマX線写真。