左下6は保存不能で抜歯しました。
その後、抜歯窩の徹底ソウハをした後、ソケットプリザベーションを行いました。
AGFと混和した人工骨を抜歯窩に補填します。
その表面を5枚のCGFメンブレンでカバーします。
CGFメンブレンの両端は抜歯窩の外側骨壁と粘膜骨膜弁との間に滑り込ませます。
緩く縫合して処置完了です。
これはCGFメンブレンを用いたオープンバリヤメンブレンテクニックということになるでしょう。
5枚も重ねると吸収されるのにある程度の時間がかかるので、補填材が流失してくる前に両サイドの粘膜上皮が完全に補填材を被覆してしまうはずです。
術後のデンタルX線写真。