左下12部は重度の歯周炎で歯を喪失した結果、歯槽骨を大きく失っています。
歯槽骨幅は約5ミリとインプラントを植立するには十分ですが、高さが不足しているため、ブロック骨移植をすることにしました。
ブロック骨を右側下顎臼歯部の骨体部のエッジの部分より音波サージェリーで採骨し、前歯部に移植しました。
切り出されたブロック骨はトリミング後、径1.6ミリ、長さ12ミリのスクリューで固定しました。
続いて、ブロック骨と受床骨との隙間や、ブロック骨の表面に人工骨を補填しました。
さらに骨補填材をCGFメンブレンで被覆します。
最後に減張切開を加えて粘膜骨膜弁を復位し、閉鎖縫合してオペを終了しました。
術後のデンタルXPです。