11月9日に埋伏していた左下8を抜歯しました。
親知らずの本体の大部分は顎骨の中に埋まっていたので、抜歯窩は大きな骨欠損となりました。
その抜歯窩の中にCGF(Concentrated Growth Factor)フィブリンゲルを留置して治癒促進をはかりました。
抜歯終了時の縫合創です。
抜歯窩に何も入れないと、通常、充実性のものによる下支えが得られないので縫合部がルーズ、かつ陥没気味になるのですが、抜歯前と同じような粘膜形態を保ってきちんと閉鎖出来ています。
同様の効果はアテロコラーゲンである“テルプラグ”でも得られますが、完全自己血由来のCGFは、創傷保護材として用いた場合、より合理的です。
1週間後に抜糸した直後の状態です。
粘膜面はきれいに治癒に向かっています。
術後、あまり腫れることもなく、痛みも少なかったそうです。