昨日、オールセラミック冠を装着させて頂いた患者様の初診時の状態です。
「ポーセレン冠の歯頸部があっていない」ことが治療動機でした。そこで、右上21、左上12の4本のオールセラミック冠による審美修復を計画しました。
左上1のメタルコアは太くて長かったため、除去時の歯根損傷を警戒してそのままとし、残り3本のメタルコアは除去し、コンポジットレジンとファイバーポストを用いた支台築造を行いました。
その後、上顎4前歯をプレパレーションしました。
この様にプレパレーションが完了した歯をシリコンで精密印象し、ラボに提出しました。
ラボから届けられたe-max プレスクラウン(レイヤリング)です。
e-maxクラウンは、 新しいタイプのセラミックス IPS e.max CADブロック(イボクラール ビバデント社)を使用し、CAD/CAMで製作するオールセラミックスクラウンです。
e-maxプレスクラウンはメタルフリーなので、歯頸部の歯肉との移行部を自然な色調に仕上げることが出来、審美的な修復治療に適しています。
クラウンが装着された状態です。
歯頸部の色調は明るく、自然な歯肉との移行状態に仕上がっています。
この仕上がりに患者様は大変満足してくださいました。