2カ月ごとにメインテナンスで来て頂いている患者様の左上7のアンキロスインプラントの近心歯肉部にブラッシングの痛みの訴えがありました。
ポケットの深さを測ると6ミリの深さがあり、プローブを挿入時の出血を伴っていました。
インプラント周囲炎の初期症状と判断し、エアースケーラ―によるポケット内のデブライドメントと音波ブラシによる歯肉と上部冠移行部付近の機械的清掃をおこないました。
この部位は歯周病で歯を失った際に垂直的な歯槽骨の高さをも失っており、手前の6に比べて歯槽骨のレベルが根尖側に向かって低くなっています。
プラークが停滞しやすい環境なので、定期的なメインテナンスがとても重要です。
早いうちに兆候をキャッチできればインプラント周囲炎は予防できます。
メインテナンスは長期安定予後にとって本当に重要です。