上の写真は6か月前の口腔内です。
上顎前歯に5本の歯が残っていますが、すべてグラグラでした。
この状態で、どのように治療するかですが、歯を残すなら部分義歯が選択され、抜歯するなら総義歯、またはボーンアンカードタイプのインプラントブリッジが選択されるでしょう。
最終的には患者様の歯に対する思い入れの強さが治療方針を決定します。
たとえグラグラでもこれを失うことは自分を失う様な気持がするので何とか残してほしい、という希望が強ければ保存の方向に向かいます。
その場合は、将来、総義歯に移行することを前提にした暫定的な義歯を作製することになります。
本症例では、抜歯に抵抗を示されませんでしたので、ボーンアンカードブリッジを作製する予定です。