1 左右の上顎無歯顎部に片顎3本づつ、合計6本のアストラテックインプラントが植立され、各フィクスチャーにはユニアバットメントが接続されています。
前歯部の歯槽骨は狭小過ぎたので、この部へのインプラント植立は断念しています。
2 これらのユニアバットメントを介して、右写真の様なボーンアンカードブリッジがスクリュー固定されます。
本ブリッジはチタンインゴットをCAD/CAMテクノロジーで削り出したフレームに人工歯をレジン固定した完全なワンピース構造です。
3 ボーンアンカードブリッジを装着したところです。
両側の臼歯が欠損している下顎には部分義歯が装着されました。
4 上顎ブリッジが装着されたパノラマXPです。
ところで、スクリュー固定の場合は、上部構造体とインプラントとの適合が精密であることが必須条件となります。
わずかな隙間があるにもかかわらず、それをスクリューでねじ込んで止めてしまう、などということは決してあってはなりません。
5 インプラントとアバットメント、および上部構造体の正確な適合を示すデンタルXPです。
6 まし締めした後ではなく、手でスクリューを締める時に何の抵抗もなく“すーっ”と締まって行く感じがあり、それ以上ネジが締まりにくくなった時点で撮影したデンタルXPです。
この時点で、既に精密な適合が確認されています。
上部構造体のインプラントとの正確な適合は、長期予後を保証する重要な因子です。ここから25Nのトルクでさらにまし締めをしました。