1 上下インプラントのみの支持によるフルブリッジのケースです。
この患者さんは主に左で咬んでおられるそうです。なぜ右で咬みにくいのだろう?と考えてみました。
2 咬合器に模型を付着して、咀嚼運動の再現を試みました。
すると、右側で咀嚼しようとすると、平衡側である左側の上顎7の口蓋側近心咬頭と下顎7の頬側遠心咬頭が先に当たっていることがわかりました。
この様な咀嚼運動を、食べ物を介在させずに患者にチェーサイドで再現をお願いし、観察することは本当に難しいのです。
ゆえに咬合器が必要になります。