1 右下8は水平埋伏しており、向かい合う右下7の遠心根面にはカリエスを認めます。
右下7は保存不能と判断し、右下8と同時に抜歯することにしました。
親知らずを長期に埋もれたままにしておくと、このように手前の第二大臼歯にウ蝕や歯周病を惹き起こし、抜歯を余儀なくされることがあります。
2 右下8と7とを同時に抜歯した後の抜歯窩です。
大きな顎骨欠損が生じたため、骨補填材を入れておくことにしました。
3 今回使用した骨補填材は、人工骨“ネオボーン”です。
4 人工骨を補填した後、表面をアビテンシートを圧接して簡単に顆粒が流れ出さないようにしておき、最表層をテルダーミス(シリコン膜付き)でカバーします。
近いうちにこの部にインプラントを植立する予定です。