1 この患者さんの左下6相当部には、かなり以前に前医において、ブレードタイプインプラントが顎骨内に埋められています。このタイプのインプラントは、ドクター・リンコーが世界中に広めたものですが、多くが失敗に終わることから、現在ではほとんど使用されていません。
2 このケースでは前方の天然歯の左下5と連結した冠がインプラント上部に装着されていました。それを切断したところ、ブレードタイプのインプラントはかなり動揺をしていました。インプラントは骨と直接的に結合はしておらず、線維組織を介した接触をしています。
この旧式のインプラントはやはり撤去することにしました。