1 今日は平成23年度高松市歯科医師会第3回学術講演会が高松市歯科救急医療センターで開催されました。
講師として、東京歯科大学臨床検査病理学講座教授 井上孝先生をお招きし、“歯科治療のピットフォールに落ちないために”と題したご講演を頂きました。私は学術担当理事として、つたない進行役を務めました。
2 テーマは40にも及ぶ歯科の臨床に関する最新トピックスで、とても分かりやすく、ためになり、聴いて楽しい講演でした。そして、ものすごくパワフルな講演でもありました。
井上先生は、スライドだけでなく、学生に対する講義のように、随所で白墨で次々と板書されます。
注意は眼前の黒板に引きつけられ、ときおりジョークも交えて楽しませてもらえるので、誰も眠るようなことはありません。
3 ものすごく情熱的な、白熱講義でした。
そして、私は“歯科ほど面白いものはない”といつも学生に講義しています、と言われた時には、本当に共感出来、感動しました。
私も歯科ほど楽しい職業はないと思っていますし、全知全能をささげ、一生をかけて取り組むに値する素晴らしい職業だと信じているからです。
4 井上先生は、現在の歯科の低迷は一時的なものであり、必ず歯科の全盛時代がやって来ると信じている、とおっしゃいました。
そして、私もそのような時代が来ることを信じ、あるいは夢みて、全知全能をかけて歯科の真価が世に正しく評価されるような仕事をしていきたいと思います。
このような時代の流れの中における私の役割は、専門的医学歯学知識を、一般国民に分かりやすく伝達するトランスレーターとして、働くことが出来たらいいかな、と思っています。
5 “熱い”講演会の後は、高松市内の“早田”で懇親の一席が設けられました。
美味しい香川のお酒と料理に心がなごみ、いろいろ会話も弾みました。
いつも思うのは、この様な席では、お招きした先生方は、一様に社交的であり、いろいろ人間的な側面を惜しげもなく披露してくださるので、とても勉強になります。
成功される方に共通してみられる、人間的に立派な面を今夜も教えて頂きました。
6 今夜の酒席には、東京歯科大学の同窓でいらっしゃる、高松の松崎先生と小豆島の樋出先生も出席され、花を添えて頂きました。和やかに懇親会が進み、楽しい高松の夜の思い出が出来たと思います。