このように支台歯形成された二本の生活歯に、オールセラミック冠を装着します。
今回装着するオールセラミック冠は、イボクラービバデント社のe.maxという加工システムから創り出されるもので、二ケイ酸リチウムガラスセラミックから出来ています。
オールセラミック冠にもいろいろ種類があり、ジルコニアで作製されるクラウンの特徴は、フレームの外側に盛られたセラミック強度が80~120MPaと弱いことです。
一方、e.maxの主成分である二ケイ酸リチウムは曲げ強さ360~400MPaと非常に高い耐久性を持つ素材です。
天然歯に近い風合いを持つ美しいクラウンが装着されました。
表面が渇沢なのでプラークがつきにくいことも、歯周病学的に見て、経時的に表面が荒れやすいレジンよりも非常に有利です。