高松市歯科救急医療センター3階研修室において、和歌山医大歯科口腔外科学 教授 藤田茂之先生をお招きして、「歯科診療における三叉神経損傷の現状と対策」と題した講演会が開催されました。
私は学術担当理事として司会役を務めさせていただきました。
約40名ほどの参加者のほとんどは眠ることもなく、私も含めて緊張感を伴って講演内容に聞き入りました。
内容は三叉神経および舌神経障害の診断と治療、そして予防の方法、そして30余例に上る豊富な顕微鏡視下の神経修復術の症例報告がDVD動画を含めて説明されました。
三叉神経や舌神経の障害は抜歯やインプラント治療の合併症として起こりうるだけに、みんな真剣な面持ちで、興味深く聞き入りました。
インプラントを含めて、一般に外科処置には光と影の部分がありますが、両方を熟知することで外科処置の真価を患者さんに提供でき、正しくその恩恵に浴して頂けると思います。
有意義な講演会に私を含めて参加者はみな満足していました。