丸山剛郎先生の著書「咬合と全身の健康」です。
先生の率いる学派は、補綴物を限界運動のみで作製するのは誤りで、咀嚼という機能運動に適応するような歯冠や歯列形態でなければならないと主張していま す。
そして、下顎の生理的咀嚼運動機能が損なわれると、頭痛、肩凝り、視力障害、腰痛、膝の痛みなどの身体症状だけにとどまらず、うつ症状などの中枢神経 症状も発現し、全身健康に多大な影響を及ぼす、だからこそ咬み合わせ治療で下顎の生理的咀嚼運動を取り戻すことは極めて重要な歯科医の使命である、と教え ています。
咀嚼が全身健康に及ぼす多大な影響力を正しく認識し、なぜそのようなことが起こるのかというメカ二ズの解明は極めて重要で魅力的なテーマです。そして生理 的咬合を取り戻す咬み合わせ治療の術式をマスターすることは、今後も歯科医療を楽しく学び実践を継続していくために必須であると僕は思っています。
だか ら、出来る限り週末はこのセミナーを受講する予定です。