術前の上顎の状態です。
歯槽堤の吸収が著明で、総義歯の安定には不利な状況です。
CTサージカルガイドを粘膜上に固定し、フラップレスでインプラントを植立します。
6本のアストラテックインプラントが植立されました。
ここから直ちに仮のワンピースブリッジを作製していきます。
今回はインプラントの互いの平行性がないので、フィクスチャーにユニアバットメントを接続し、スクリュー固定式のブリッジにすることにしました。
テクニシャンの協力を得て、数時間後にこのようなレジン製のワンピースブリッジが出来上がりました。
仮のブリッジですから、今後形態は清掃性、発音、等を考慮して適宜修正を加えていきます。
レジン製ワンピースブリッジが口腔内に装着されたところです。
患者さんには当分の間、流動食のみを摂って頂きます。
即時荷重されるブリッジが装着された状態のパノラマX線写真です。
右上の奥から二番目のインプラントは初期固定がやや不足していたので、ブリッジの支持から外しました。
浜崎テクニシャンに頑張って頂いたおかげで、無事にプロビジョナルブリッジが作製されました。