CTガイドサージェリーでインプラントを植立する際に使用するツールです。
スル―レンチの内部にドリル径と正確に一致する内部ホールが付与されているので、スル―レンチにドリルを挿入することでドリルの方向が規定されます。
CTデータに基づいて作製されたサージカルガイドにスル―レンチを適合させた状態です。
今回はフラップレスで、サージカルガイドを用いてインプラントを植立しました。
右上1にもドリリングを行ったのですが、口蓋側が切歯孔に接近し過ぎていた為に骨壁が裂開状態となり初期固定が不足しました。
そこでインプラント植立を断念し、ソケットプリザベーションを行い、人工骨を補填後、テルダーミスを縫合した為に同部に縫合糸が見えています。
2本の径3.5、長さ11mmのアストラテックインプラントが植立されました。
直ちにスクリュー固定式プロビジョナルBrをテクニシャンに作製して頂きました。
プロビジョナルBrが装着された状態です。
インプラント埋入後、即時にレストレーションを行う際は、下顎の限界運動内のどのポジションにおいてもレストレーションが対合歯とコンタクトしないことがポイントです。
インプラント植立オペ中、テクニシャンに立ち会って頂き、後続の即時レストレーションの作製に備えて待機してもらいました。
オペ終了後、テクニシャンにバトンタッチです。
オペ終了後、市内の割烹で夕食をともに頂き、いろいろと熱く語り合い、楽しいひと時を過ごしました。
アトリエココロの渡邊さんはスーパーポジティブ思考の持ち主で、私も大変元気を頂きました。
時折、テクニシャンとコミュニケーションを深める機会をもつことはとても大切です。