高度の歯周病でほとんどの残存歯は動揺しています。
そしてその位置も以前の位置から移動していると思われます。
義歯製作直後に比べて、全く義歯が咬めなくなってきているからです。
上顎はこのような義歯を使用しておられましたが、歯の移動に伴って義歯の位置も変化しているのでしょう。
中心位に誘導すると、左上45以外、他の人工歯は接触していませんでした。
中心位に近いと思われる顎位でなるべく全人工歯が均等接触するように咬合調整しました。