人は感情から老化するという。
そして、感情の老化の三大要因として、 1)前頭葉の老化、2)動脈硬化、3)セロトニンの減少、が挙げられている。
ここでも、前頭葉とセロトニンが出てきた!
前頭葉の老化を如何に予防するか、という方法について記述された部分が面白い。驚き・怒り・悲しみ・喜びといった感情をどうやって湧きたてるか、が問題なのだ。
「波乱万丈でハラハラドキドキする状況では、前頭葉が活発に動く。端的な例は起業することだろう——、ネットで株式投資もいいだろう、現在のように株価が下がりきっているから「買い」だとか、読めない未来を少しでも推し測ってみる。」などと述べているところは笑ってしまう。
実に開業医的意見だ。
和田先生は大学にも籍を置いておられるようだが、いわゆる教授タイプではなく、個人のクリニックも開いておられるように、どちらかというと開業医タイプだ。だから発想がユニーク。面白い。
波乱万丈という意味では、僕もアンチエイジング的生き方をしているのかもしれない。