驚くべきはドラッカーの先見性の高さです。
“自分自身を経営する”の章において、”現代を未来の歴史家が評する時、その最も重要な出来事はインターネットでも電子取引でもなく、爆発的勢いで増え続ける人口の増加である”ことを指摘している点です。
“今から25年以内に、アメリカ国内でさえも、大半の人たちが―おそらく正社員としてではなく、契約社員やパートタイマーとして―70台になるまで働き続けていると推測できます。その原因の一部は経済的要求にあります。—–”
社会が高齢化した結果としてやってくる問題は日本だけではなかったのです。
人はみな自分の特性を生かして、ほとんど生涯現役で勤労を継続するライフスタイルを志向しないと経済的に生活出来ないと彼は予測しています。ドラッカーが言うのだから間違いないのでしょう。
だとすれば、国民を健康に保つことは至上課題だし、健康に関連する産業は極めて重要な社会的使命を担うことになります。
そして、歯科医として、咬める様にすることで国民を健康に導かなくては、と真剣に使命感を感じます。