今日は右下6の根管治療の予定でしたが、後方の右下7の歯冠が近遠心的に歯冠破折を起こしている状態でお見えになりました。
数日前に咬んだ瞬間に割れたということです。
状況的に判断して、今日の予定を変更し、この歯冠破折に対処することにしました。
先ず破折断面に頬側歯肉がかぶさっていたため、CO2レーザーで被さっている歯肉を切除し、歯面を露出させました。
レーザーによる歯肉切除は治癒がよく、痛みもないので、このところよく使用します。
次に歯髄腔を仮封材で封鎖し、コンポジットレジンで失った歯質の欠損を築造します。
断面が歯肉縁下なので操作は難しいです。
こんな感じで実質欠損がコンポジットレジンで回復されました。
次回は抜髄の予定です。
根管治療がうまくいけば、最終的には全部被覆冠を装着して歯を保存することが出来るでしょう。