
数年前に植立されたノーベルバイオケアインプラントです。
インプラント上面にはマルチアバットメントが接続されていて、上部冠がスクリュー固定されるためのネジ穴が用意されています。

今回のセラモメタル冠はスクリュー固定式です。
咬合面のアクセスホールを経由してスクリューをマルチアバットメントのネジ穴にねじ込むことにより、上部冠とインプラントが固定される仕組みです。
スクリュー固定方式は経過観察時に容易に冠を除去出来るので、インプラント周囲粘膜の観察や清掃に大変便利です。

装着される前のセラモメタル冠の咬合面観です。
咬合面にスクリューのアクセスホールが設けられています。

インプラントにスクリュー固定されたセラモメタル冠の咬合面観です。
スクリューのアクセスホールはコンポジットレジンで封鎖します。

同セラモメタル冠の側面観です。

装着されたセラモメタル冠のデンタルX線写真です。

今回のセラモメタル冠の装着で下顎歯列のレストレーションは完了しました。

今後は上顎のボーンアンカードブリッジの作製に着手する予定です。